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限定販売 Ryzen7 5800X3D
限定販売ゆえ、いつでもすぐに買うことができるように、
リンクを用意してみました。
価格は約78000円~が予測されます。
Ryzen7 5800X3Dとは?
簡単に申せば
Zen3 世代のRyzen5800Xに対して
1割ほどクロック速度を低下させて
3倍のL3キャッシュを詰め込んだ品となります。
3D-VCache技術で、CPUのダイに立体的に別のウエハーのL3キャッシュを実装し、
それをCPUのダイと約20000本の配線で接続し、
キャッシュによるレイテンシーの低減を確保します。
3D-VCache の Ryzenはなぜはやくなるの?
基本的に従来のRyzenは
CCD (CPUコア)とcIOD(IOダイ)で構成されています。
CCDには
- 1枚のダイあたり8コアのCPU
- コア数と同じだけのL1、L2キャッシュ
- L3キャッシュ
の機能があります。
IOダイには
- メモリアクセス
- PCI Express 4.0
- USB
の機能があります。
しかし、L3 キャッシュを増やすと、L3キャッシュ内に滞在しやすいデータが存在し、
CPUとcIOD、並びに cIODからメモリへの
アクセス数の低減が起き、
結果的に高速化につながります。
キャッシュ専用のダイを追加することですよね
確かにそうです。
しかし、それがまた別レイヤーとしてL4キャッシュになることではありません。
L3キャッシュとしてはCCDに内臓しているキャッシュと速度を比較してしまえば、新たに追加されたキャッシュのが低速になることが考えられますが、
非常に軽い差となることが考えられます。
20000本近くのピンで接合することができれば、ほとんど速度への影響は考えられず、むしろcIOD、並びにメモリバスが圧迫されるのを開放される分
メリットのが大きくなります。
なぜ Ryzen7 5800Xより Ryzen7 5800X3Dのがクロック数が遅いの?
Ryzen 7 5800Xのクロックはベース3.8G、最大4.7GHz
Ryzen 7 5800X3Dのクロックはベース3.4G、最大4.5GHzとなります。
少しながらクロック数を低下した理由として
- L3キャッシュのダイがCODの発熱を少し阻害してしまう。
- L3キャッシュそのものも少しながら発熱する
ということが考えられます。
Ryzen シリーズ ベンチマーク比較
PASSMARKによる実測値並びに推定値です。
Ryzen 7 5800X3D | 32831 | |
Ryzen 9 5950X | 46560 | |
Ryzen 9 5900X | 39411 | |
Ryzen 7 5800XT | 28549 | 3Dのが1.15倍高速 |
Ryzen 7 5600X | 22288 | 3Dのが1.47倍高速 |
Ryzen 7 3800XT | 24246 | 3Dのが1.35倍高速 |
Ryzen 7 3700X | 22870 | 3Dのが1.43倍高速 |
Ryzen 5 3600XT | 18975 | 3Dのが1.73倍高速 |