みのむしクリップ
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スタビライザーって、いろんな業界で使われる。
役割は「緩衝器」って意味だと思うけれど、いろんな形で使われる。
防振用のダンパーだったり、アーチェリーのバランサー、電源回路の過電流保護回路。急峻な電源の動きに対応するためだから、緩衝器なんだろうけど、物理的な形状はいずれも大きく違う。
言葉は、用途と対で使われる。
若干いまさらだけど、ECサイトについての説明をググってみた。
と言うのも、ECサイトとモールは分けられているところがあったので、実際はどうなのかなと思ったためだ。
アマゾンとか楽天とか、YahooショップとかはECモールだと思うけど、ECサイトでもあると思う。
取引を単体でやっていれば、モールではなく、ただの決済だから、ECサイトだと思う。
で、ググると
[ECサイト]
Eコマーズのサービスを提供するWebサイトの通称です。
という説明をしているところがあった。マジで。
え・・・??? って、気持ちになるよね。
暗号を暗号で説明するような。
まあ、普通に社会人にも、横文字を横文字で説明する人達は多い。
別に横文字を使う必要は無いのに
「え?、ご存じですよね、この言葉。」
と言う様な挑戦的な感じをうけて、結構めげる。
ECサイトと同じぐらい、Eコマーズが日本語では無い。
electronic commerece site = 電子商取引サイト(ECサイト)
だから、漢字で書くとすぐわかるし、今時の若者のように
「それってぇ、ネットで決済するようなサイトのことでしょぉ」
って緩く言った方が、更にわかりやすい。
なにゆえ、理解の遠回りの為に、横文字を使うんだろう。
バスをバスとして使うのは、バスが公共機関で、決まった経路で移動するお金を払って乗る大型の自動車って認識があるからだ。
認識がない単語は、全く連想が出来ない。
わからない言葉を思い悩む事によって、話に集中も出来なくなる。
単語の共通性がどこにあるのかが、ポイントになる。
医者であれば医者が知っていて当然の共通の単語、ハードウェアエンジニアが知っていて当然の単語があると思うけれど、結構限定されている。
知識の幅が限定されているから。
これがソフトウェアエンジニアになると、怪しくなってくる。
アプリのエンジニアとF/WやHALに近い、ハードウェアのドライバのソフトエンジニアでは、扱うベースラインも変わってくる。
システムエンジニアや技術営業、営業の範囲では更にその幅が広がる。
何せ流行の言葉に敏感に反応して、その言葉を知らないと言う事が出来ない職業だ。
流行の言葉を流行の単語で説明するって事も起こりやすい。
大抵はそんなに中身がある内容ではないので、50文字ぐらいの日本語説明で終わる事だけれども、それでは言葉のありがたみがないので、大抵、良く判らない言葉で飾ろうとする。
以前、プログの題材にした「HACCP」、2019~2020年に温度管理とIoTの提案で良く出てきたけれど、一般では目にしないと思っていた。
でも、なんか、掲載しているのを目にした。
[HACCPの告知]
誰に対して伝えているのだろう。
勿論、悪いことでは無いのだけど・・・。
食品を提供する過程で温度管理等を行い、衛生面の管理しています。
みたいな話だと思うけど、大抵やってる。昔からやってる。
ISO9001も、FAX等の注文伝票をちゃんと管理して、発注漏れや納品漏れが起きないようにします・・・って意図だと思うけれど、日本では昔からやっている。
出来ない他国の文化や、停電になって冷蔵がミスって雑菌が繁殖ってことが発生した時に管理する事とか、たまに起きるけれど、HACCPで管理すれば起きないかと言えば、起きる。
そもそも、管理していた所に問題が発生して、それが対処されないまま市場に出ると事故になる。
ルールは元々ある。
言葉も、こういった新しい規格も、本質が大事。
その本質をわかりやすく表現した方が良いと思う。
ECサイトを使い、「電子商取引」を使わないと言う事は、ECサイトの方が理解されやすい単語だからだろうか。
まだ、そうではない気がするし、なんか本質を遠回りしている気もしている。