技術部の壺の中 — Vol. 63 [DNAの叫び]

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

生命の起源は、未だよく分かっていない。
面倒だから隕石起因説を支持して、宇宙からやってきたことにしたり。
じゃ、その宇宙はどう作られたか。
疑問は解決しないまま、タイトルを変更しただけの堂々巡り。
謎は続く。

映画「ファースト・マン」は、月に第一歩を刻んだアームストロング
船長の話。その中で、計画に反対している人たちの映像も流れていた。
アメリカは同時にベトナム戦争もしていたので、国民の費用負担は
大きかったと思う。
それが無駄だといえば無駄だし、必要といえば必要。
ソ連の弾道ミサイルを予言させる人工衛星の研究に対して、アメリカが
対抗しないといけないと、そう言う意味合いで進んだ。
宇宙を研究するという純粋な目的ではない事が残念。

最近、また宇宙開発に各国が手を出しているけれど、単なる競争として
始めていないかもしれない。
今までロボットに調査させていたところへ、再び人を送り込もうと
している。地球の外は太陽風やら宇宙線やらで放射線がすごい。
危険でもある。でも、進んでいくのだろう。

いずれ月もいなくなるし、生命の種をどこかに残そうとしている
かもしれない。いまだに、どうしてDNAを持つ生命が誕生したのか
はっきりとはわかっていないから。
その種を残すのは必要なことだと思う。

生命の起源の境界線は、有機物と生命の間の存在。
これには”膜”の形成と、”物質の集まり”の二つの方向からの研究が
行われているらしい。
細胞は化学変化の集まりだ。太陽光の熱や光、糖と酸素という物から
エネルギーを得るために、・・・というか、変化するときに生成した
エネルギーが元となって、生物が活動している。
それは、ラプラスの悪魔的なエネルギーを仕切る存在が不可欠で、
物質がどのように固まったり、区分けされたり、それすら謎のままだ。

その先に、大抵の細胞が分裂の時に行っている情報のやりとり。
DNA/RNAの存在にいたるまでは、もう一つの境界線がある。
タンパク質は持っていないが、ウィルスは自己を複製させるための
情報を持っている。
すべては、この情報の伝達の為だけに生物が存在しているとも、
言えなくもない。
そう考えると、なんとも奇妙な話だ。
DNA情報を伝達するために存在したなら、その情報の発生も
どこから始まったのか。
人間なら、
「複製を作るために、紙に書いておけばいいや。
DNAも同じように生物が複製して分裂する時に便利だから
書いておいたのでは?」
と思うが、生物が何もないところから発生したなら、
分裂した結果やくっついた結果が、前と同じ同化しているか
どうなのかは、あまり必要ではないと思う。
ありのまま、そのまま生き続けると良いのだから。

だから、ここにも境界線が存在する。
どうして個体として決まった形状にまとまる必要が有ったのか。
他の生物をえさにする目的で??
決まったルールに基づいて接合したそのルールの必要性や、
発生の過程が分からない。

こんなに分からないと、科学者でさえ、地球を
「第三者の実験水槽」って考え、
地球外生物や隕石由来にしたくなると思う。
突破できない特異点みたいな感じた。

関連ブログ
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