技術部の壺の中 — Vol. 114 [ディスプレイの色の話 2]

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

モニターの色の続き。
PCで色の表現って、はじめは一色から、8色、16色、256色と増えて、256色はPC9801の全盛期かと思う。また、PCゲームも進化した時代で、256色でカラーで表現されていた。
その時代は、X1、FM-7なんかと張り合っていた8bit時代を乗り越えて、16bitに抜きん出たPC-9801がDOSを使ってプラットフォームが整備され始めたのかと思う。
Basicからの変化?と思ったけど、その時代のゲームはアセンブラで書かれていたかと思う。
Basicも解りやすいと言えば解りやすいけど、機種ごとにまちまちだったから、結局移植が大変だった。
他の機種用のプログラムを自分のPC用に書き換えようとしても、結局、ハードの仕様が違うから呼び出せる機能も違うし、スプライトが使えたり使えなかったり、色の重ね合わせ枚数も違う。
途中で機械語を呼び込んだり、まあ、機種によって違いすぎた。
それが整備されたことは、とても大切な大きな進歩なのかもしれない。

[きれいな色パレット]

(これは、赤潮の色見本)

ディスプレイ表示については、
白黒テレビが始まったのは戦後、カラーになったのは東京オリンピックぐらいからと聞く。アメリカのケネデイー暗殺報道が日本で初めてのカラーって聞いた事があるけど、それからだと60年近い。PCの歴史は、ボードコンピューターの時代とかがあるけど、一般が買い出したのは、windows95から? ノートに至っては、XPから使い始めたって言うユーザーも多いと思う。パソコンが普及したと言っても、わりと最近のことなのかもしれない。すでにスマホ時代だけど。
表示色は買ったときから18bitパネル262,144色だったのかもしれない。
でも自然画と言われる色まで、しばらく256色が続く。
16色も、RGBの合成が16色しか出せないわけでは無く、扱える色の指定が、16色だっただけだ。同時発色が16色とか。
だから画像毎に扱う色を変えたりしていた。
色番号に対して、あらかじめ決められた色が指定されているファイルを別に作っていた。今なら255.255.255は白とか、そんな標準化なんて無い。
それでみんな画像のやりとりをしていたので、ある意味すごい。
勿論、表示はドッド・バイ・ドットでもないし、1ピクセル1色なんかも出せない。いくつかのピクセルで、1色なんて物もあるし、隣り合わせの色にも制限があったりしていた。
ソフト屋では無いので、仕事で画像を扱ったことは無いけれど、そういう出来ない環境でいろいろと工夫していただろうから、手間がかかったことだろう。
でもパレットって、小学生の時の水彩セットのような感じだ。
そういえば、絵の具が12色や24色、36色って、この数字は何に由来する物だろう。
ビット的な制約も無いだろうし、不思議だ。14色とか15色、そういう単位でも良いとは思う。よく解らない。「12」を基本とすると、ダースという単位が思いつく。
12色だって、なんであの配列にしたのか。
白、レモン、黄色、黄緑、緑、朱色、赤、水色、青、群青、黒
この11色に合わせて一色、
橙(オレンジ)、濃い緑、肌色のいずれかで12色だったと思う。
白と黒は、厳密には色彩ではないけど。
こういうカラーオーダーって、以外と適当?
3色ベースに考えると、3色と間の色と全部合わせた色、白を入れると
3+3+1+1 = 8色になる。
プラス4色は何からきているのかな。
なんとなく解るようで、解らない。

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