技術部の壺の中 — Vol. 87 [車と言うNECのドローン]

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みのむしクリップ

みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

ドローンというと、3~8枚のプロペラを持ち、モーターで飛行する
機体を思い浮かべるけれど、最近開発すると言われているドローンは
もっと大きいらしい。
モーターだと40分の動作が限界で、それをカバーするために
中継ポイントや電池の交換方法の検討がされていたが、それとは別の
アプローチが行われているようだ。
そもそもデカい。
長時間飛べるらしい。
今エンジン搭載で農薬散布のラジコンヘリは90分程度は飛行できるらしい。
農薬の重量も20Kg程度らしいので、山間部や地方に物資を配達する利用は
可能かもしれない。
まあ、農薬は飛行しているうちに減っていくので、重さが変わらない荷物も
同じような飛行距離が出来るのか、そこは違うかもしれない。
ただ、NECが作ろうとしているドローンは、150Kg以上の積載の限度枠を
想定しているらしい。
機体を入れての重量だとしても、40kgぐらいの荷物は運べるかもしれない。
こうなると、現実的に物を運ぶ車の代わりに近づいてくる気がする。
ただ、プロペラは危険なので、航空機並みの整備と体制、発着場の整備は
必要だ。

山岳救助などで、連絡があったポイントにGPSで向かい、目的のポイントを
カメラで捜索と言う事や、人命救助の応急処置セットや野営のセットを
運んで落下して、受け渡す事なんかは出来るかもしれない。
複数台のドローンが使えるとヘリ1台で探すより広範囲で捜索が出来るし、
カメラを複数搭載する事で、捜索の精度も上がると思う。
ヘリに同乗しなくても、地上から映像確認出来れば、そっちの方が効果が
高い。また、居場所は分かっていても、悪天候で近づけない場合は、
無人ドローンなら墜落覚悟で飛ばすことも出来る。
野営の装備を届けることも可能で、手遅れになり悔やまれると言う事も
減ると思う。まあ、落とすと環境面で問題は有るけれど。

とにかく、ある程度大きなドローンは、行動時間や積載量が増えて、
用途の幅が格段に広がる予感がする。
NECやヤマトが野郎としている事は、なんだか正しい気がする。
ただ、開発はまずアメリカで。
そう、日本では多くのことが規制対象でクリア出来ない。
使い勝手が良いことと、安全とは
平行して実現しないといけない課題だから、方の規制が悪いとは言わない。
けれど、導入がかなり難しいことも確かだと思う。
まず、物を投下してはいけなかったり、
好きなところに着陸できるわけではない。

以前、フェリーで急病人がでて、秋田からヘリが飛んできたけど、
フェリーのヘリポート上空でヘリはホバリングして、降りては来なかった。
確かに狭いし、揺れる船の上では、着陸は危険かもしれない。
ヘリポートの「H」マークは、着陸して良いらしいけど。
ちなみに「R」マークはホバリングを表していると聞いたことがある。
耐荷重重量が満たされていないとか、なんとか。

ドローンの映像を見て捜索する場合、画像通信に使える電波の規定も
課題はある。
映像伝送はスマホでもやっているので、携帯の電波を使えば良いと思う。
どこでも使えるし、どこでも繋がる。でも、
無線局の免許は、陸上、海上、上空と使用場所が分けられる。
アマチュア無線の局は、普通はすべてを申請している。
EME(月に電波をぶつけて、反射を受信する)で、宇宙もあったっけ。
逆を言うと、申請していないところで、運営するとアウト。
携帯電話がその良い例で、陸時用運用しか対応していないと思う。
今のところ。5Gになると衛星もあり得るので、変わると思うけど。
だから、あらかじめ運用場所で申請をとる必要が有るけれど、
携帯以外だと、なかなか難しい。
というのは、運用に免許が必要になるかもしれないからだ。
Wi-FiやBluetoothや携帯の様に誰でも手軽に使えると言うわけには
いかなくなる。
それでは大変・・・と言うか売りにくいので、法整備はやはり
必要だとは思う。

やはり、日本に持ってくるとしたら、ちょっと大変なかんじ。
日本では、どうクリアする方向を模索しているのだろう。
案外、アメリカで作りました。
そのまま日本で使えるように法整備を合わせたりして。

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