技術部の壺の中 — Vol. 16 [リチウム電池 – ゆるりと、まとめ]

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

始めに、なんとなくiPod classicの爪の位置寸。
多分、iPodってインチで設計されているんだろうな・・・。

リチウム電池のまとめ
・リチウムポリマーとかイオンとかいろいろ種類はあるけれど、
特性は似ている。

・でも、新しいタイプのリチウム電池も開発されているので、
物に合わせて知識を仕入れてね。充電の仕方も違うから。
– 素人さんは手を出さないで、では無く、
– 使うなら、それについてよく学ぶ。

・時間あたりの充電電量は、目安はその電池の容量の4割~10割。
4000mAhなら、1600mA~4000mAで充電。
だから、普通は、2時間程度で充電される。
でも電池の種類によって違うから、データシートを見る。
電池を1時間で充電、放電出来る電流を1Cという。
大抵が2C充電ぐらいまでできる様子。
でも、4Aで充電するアダプターがあっても、USBケーブルが
燃えてしまうし、USBの規格自体が、1.5Aが上限(今のところは)
→だからクイックチャージという電圧そのものを変えてしまう仕組みに
対応の方が速く充電出来る。
5Vでは無く9Vとか、12VでUSBのコネクターを使って充電するからね。

・45℃以上の環境で使わない。
これは、国の機関のお達しでもあるですよ。

・ラミネート素材の電池は、潰さない。触らない。
外圧に弱い。

・充電放電は、こまめに、ほどほどが長持ち。100%チャージは、短命に。

・ドローンのバッテリーは、問題外。
そもそも充放電性能が、規格外。
50倍の放電をさせたりする。モーターだからね。だから50回とかしか
使えないものもある。あと、保護回路がないものも。
PSE違反だよね。売ってるし。NITEは何にも言わないのかな。
一応、特殊用途としてのくくりだけど。

・使っている時に50度ぐらい発熱したら、もうやばい。
使うのをやめて、・・・その前に放電して使い切って捨てよう。

・膨れるのは安全対策だけど、電池は膨れて回避、電気製品は電池が
広がって破損。という感じで、トータル的設計がいけていないから、
完全内蔵型の端末は注意が必要。

・完全放電はダメージが大きい。一度使ったらちょっと待てば復活!!
って使い方はやめて充電しよう。
多分、そういうことで寿命を縮めてる。

・長期間保存するときは、って、保存はやめよう。
月一ぐらいは使ってあげよう。
半年使わずに忘れたら、放電して、使わない方がトラブルが起きない。
思い出したように使い出し、充電するとトラブルが発生しやすい。

リチウム電池は、ウサギと一緒で、かまわれないと死んでしまうのです。
でも、ウサギに聞くと
「いやぁ、そんなことないっすよ。飯さえ食えればSo happy!!」
気持ちの整理は、うまくいかない。

関連ブログ
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