技術部の壺の中 – Vol. 127 [閑話 : 電波のデザイン]

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

世の中で、電波のイメージってどんなイラストになるのかな?
と、思い調べて見ると、googleで出てくる画像は

こんな感じだった。てっきり、ガキガキの雷からイメージしたような絵が多いのかと思えば、以外にも電波が広がって行くようなイメージ画が多かった。
多分、携帯のアイコンが浸透しているからだろう。


そういえば、ポケベルから携帯に変わって、20年以上経過している。
このアイコンが定着しても不思議はない。
雷みたいなイメージは、before携帯世代で、昭和の象徴かもしれない。

それで、郵政民営化で管理が総務省に移行した電波監理局はどうかと言うと、
総務省、「電波利用 電子申請・届出システム Lite」のキャラクターの帽子は『ガキッ』って曲がっている。

イメージが昭和だ。
太古の風神、雷神はどんな感じかというと、

ギザぎさじゃなく、フリフリがついた緩いギャル系??
どうやら、光より、ドラムパフオーマンスが売りらしい。

我らが緑の青虫、ニート君も曲がってる。
ニート君は、電波関係者かもしれない。
NEET株式会社

雷がジグザクに進むのイメージは、ただ抵抗値が低い部分を進んでいる結果。
流れやすいところを見つけて進むから、曲がりくねる。
まっすぐ進むには、それだけパワーが必要と言うことだ。

真面目に話すと、まっすぐ進む放電は、絶縁破壊に十分な電圧が必要だ。
絶縁しているものが無くなれば、電気が通る = 絶縁破壊。
冬場のパチパチ君とか、1万ボルト1cmの距離で放電する。
そのぐらい高い電圧が必要。
この放電がストリーマ放電。
ダイキンが空気清浄機とかで宣伝しているヤツだ。
超巨大カミナリでも、東京タワーの333mの距離は放電が出来ない。
本来なら、そのぐらい放電に高い電圧が必要になる。
で、別な放電の仕方が、『なだれ放電』。
高い電荷を持つモノの近くで物質が分極を起こしてちょっと放電する。
その放電した熱で物質がイオン(プラズマ)になったり、分極が進んだりして、連鎖的に放電が起きる現象で、放電した周囲のどこで連鎖的に起こるかわからない。そのためまっすぐに放電せずに、曲がって放電する。
カミナリもその放電に近い要素があるので、ジグザクに放電したようにみえる。

まっすぐに進めないって事は、絶縁物の抵抗を避けていると言うことで、人波の抵抗に逆らわずに、ストレスの無いところを探して進んで行くニート君にはぴったりのデザインだ。
雷マークはストレスフリーの結果でもある。
頑張れ、ニート君。
・・・今更ながら、あのキャラクターの正式名称が「ニート君」で正しいのか、不安を感じる。何という名前だったか、思い出せない。
社内では、『緑の虫』とか言われている・・・。
シンボルにしては、人気が薄い??。
ニート君のイラストが入ったTシャツやポロシャツを着て、「CES」や「CEATEC」で
「ウェー!!」
って、騒ぎたいけど。
neet株式会社として、どんなハイテクを出すと良いだろう。
やっば、ロボットか。イメージとしてはこんな感じだ。

[動く、ニート君]

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