ペーターの朝は、早い

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

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朝、Peterと言う人からskypeで通話が来た。
Peterって名前は別件の作業で聞いた事があるし、skypeはバイトでも使うから
「知り合いのPeterから連絡??」
と思って、つないでしまった。

「あなた宛のアンダーソンの遺産が580万ドルあるので、2人で山分けしましょう。」
そんな連絡だった。
Peter違いかよ。
中国の人は、LieとかYiとか、名前の同姓同名が多くて、よく誤解する。
やっちまったぜ。
全然、別人だった。
シカゴにいるとか、ここは日本だし。
やめて欲しい。

こういうことは、日本国内でもよくある。
大抵は、
「アマゾンのアカウントを止めます。」
「三井住友銀行ですが、口座を止めます。」とか。
口座ないし、何を止める気だろう。
この間、アマゾンからのメールで不正な注文が確認された、と、連絡があり、金額は13,000円程度で、配送先は個人名で北海道のオホーツク海に面した場所だった。
アマゾンのアカウントで調べても配送履歴は無い。
で、その個人名をググったら、お仲間がたくさんいた。
みんな、迷惑なお便りもらっているんですね・・・。

同僚が60万の布団を買った話や「電験三種」の講習会の話、スクリーントーンの絵画を20万で売る話とか、まあ、よく聞く。

スクリーントーンのコピー画は、秋葉原の駅前にもあるから、知っている人も多いと思う。
わたしの場合は長野県松本市の特設会場で話しかけられた。
お題は、「スペースコブラ」のアニメ画だ。
一枚、18万。今日だけ特別にこの値段で。と。

正直、この値段は意味が無い。その人が見た目で払えそうな額を言っている。
つまりは、『この人の価値は・・・18万ぐらいかな??』って、査定されているわけですよ。わたしが!!
『おい、失礼なヤツだな。わたしはもっと高いぞ!!』
って、言いたいけど、仕方がない。
ちなみに、知り合いは32万と言われたそうな・・・。
まじか、格差を感じるじゃねぇか。
同じ職場なのに。
多分、腕にはめている高級時計の違いだと思う。
そういうことにしてほしい。

世の中に詐欺は色々あって、引っかからないようにしましょうって注意が多い。
オレオレ詐欺とか、「振り込んで下さい」のほとんどは詐欺です、とか、被害者になる側への啓蒙ばかりだ。
それは必要な事だけど、詐欺グルーブがキモを冷やすぐらい、「もうやめよう」って思わせる政策はされているのだろうか。
事件が発生したら対応って感じかな。

詐欺グルーブをおとり捜査で捕まえたら、賞金5万とかそういう政策があったら、荒稼ぎする人も出るかもしれない。
詐欺ハンター稼業が成立する。
「ひと狩り行こうぜ。」
ハンター専用の国公認の偽札も支給されたり、別な産業が儲かりそうだ。

問題は、詐欺と詐欺じゃないの判断が難しい物もあることだ。
物をだまし取ったり、現金送金とかは判定が簡単だけど、健康食品、絵画、骨董、布団とかの物を売る販売は、その価値の主張次第だから、買う人が必要か、不要かの判定になる。
つまりはおとり捜査が成立しにくい。
マルチ商法みたく、仕組みそのものが犯罪と指定されていないと、物の価値が違うからだまされたでは、犯罪認定が難しい。
被害者が買いたくないけど買わされた、と言う犯罪なので、犯罪が発生しないと対応も出来ないし、クリーンオフに応じれば、つかまらない。
残念ながら、断ることが出来ない弱者が被害になっていくことを防ぎ、支援する以外に無い。
詐欺は弱者が犠牲になる。
こういう社会の仕組みは、弱肉強食の理なのだろうか。
あんまりだと思う。


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https://entry2021.neet.co.jp

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