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今回は気を失うぐらい長文だ。とにかく、長い。
一気に書いたので、長くて読み返してもいない。多分、誤字だらけだ。
事は、一枚のシールからはじまる。
捨てようと思っていたテープ式のビデオデッキの裏を見ると、[JQA]という表示がついていた。
ふと思って、他の電化製品を見ると、ビデオデッキ関係は大体このマークがついている。
何だろうと思い、調べて見た。
一般財団法人 日本品質保証機構(略称 JQA)
の事らしい。JISの認証とかやっている・・・ちょっと待って、検索にJAQってのがヒットしている。
JAQ = 日本品質協議会
このHPだけでは情報が少なすぎて良く判らない。
市町村をまとめているはずの県の機関のようで、市の収入印紙は市役所で買えるのに、県の収入印紙はどこで売っているの? 土曜日には買えないの? ってぐらい、組織のとりまとめのHPには情報が無かったりする。
下記の5つの団体が支持しているらしい。
・日本品質管理学会(JQCS)
TQEと言う言葉でQC活動の推進と情報交換。
・日本科学技術連盟
TQMと言う言葉で、QC活動と情報交換。
ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)を展開している。
・日本規格協会グループ(JSA GROUP)
JISやISO、HACCP等を扱っている
・日本能率協会(JMA)
展示会(HPでは国際ドローン展など)を紹介している。
・品質工学会
MT法と言う言葉で、QC活動と情報交換。
MTシステム-MahalanobisTaguchi system
日本関係なのに、日本人には判りにくいよね・・・
Mahalanobisも、Taguchiも人名らしいよ。
インドのマハラノビスさんと日本のタグチさんの事らしい。
良く判らない。
みんなそれぞれの方法で、QC活動を推進している様子だけど、日本で作る物は確実に減っている。QC活動も減っている。
勿論、作業は減らないからQCの需要はありそうだけど、作業に間違いがあっても顧客の怒りが経度だと考えていているモノや個人の責任の様に見えるモノは、全くケアされずに進んでいる気がする。
例えば、コンビニの作業。
あんなにたくさんあるのに、マニュアルを見ての作業はしていない。
端末に指示が表示されるのかもしれないけれど、弁当の暖め、宅配便の受け取り、チケットの発行、レジ打ち、おしぼり、箸、ストローの追加など、たくさん作業があるし、個人が覚えるように仕向けられている。
こういうことに混入ミスや、トラブルが発生するので、マニュアルやQC活動でリスクを低減するって動きが昔の動き。
今は、出来る店員には残ってもらうけど、出来ない人はやめていいよって感じ。
客 vs コンビニ店員で、ここにコンビニ自体は介在しない。
それっておかしい気がする。
医療関係は、かつては組み立て工場で行われていたQC活動的な事が盛んだ。
ミスが人の命につながるから、ここでの品質要求は大きいし、費用対効果も大きい。
コンビニのように、失敗やリスクは一時のストレスで解消出来れば、経費を抑える事が出来るから、コストと言う事は重要な要素だ。
今は。
そして、ストレスで人は疲弊する・・・と思う。
中国からの製品も、そのまま店に並ぶと、クオリティは中国の品質と変わらない。
まさにワールドワイドな対応だ。
しかし、モノによっては日本で再検査がされている。
スクーターとかは事故につながるから、試し走行を長い時間行う。
工程の中で不具合を消し込むこともできないし。
中国以外のモバイルバッテリーが市場にどのぐらいあるか知らないけれど、モバイルバッテリーは、テレビでも問題視されて、充電する映像で
「はい、発煙発火しました」
って、言うけど、良くない使い方で発煙・発火を起こしても意味はない気がする。
何かするとすぐに発火する中国製のモバイルバッテリーなんて売っていないので、普通やらないことをやって、見せてダメだと言っている。
そんなに発火したら良く目にする。起きないはずの車の死亡事故だって発生する。使い方を間違えると不具合は発生する。
「その使い方を間違える」と言う部分を設計段階で、どこまで消し込んでユーザーに提供できるかという話になる。
FMEAと言う手法
テレビではリチウムイオンバッテリーの内部電極の本数が少ないって話をしていたけど、それはPC用の状態のバッテリーの話で、今問題のモバイルバッテリーの話ではないし、円筒型と角形のリチウムポリマーでは話が違う。実際のモノを入り乱れて伝えて、危険だって誤解をすり込む報道は良くない。
そんなに危険なら、日本でリチウムイオン電池を使用禁止にすべきでは?
NITEさん。
普通の使い方で安全だから、使っていると思う。
だから、リチウムイオンバッテリーが危ないのでは無く、
[どのように使うと危ない]
[どのような使い方は、だめだ]
という事が、ユーザーに広く、そして緊急に啓蒙しないといけないことだと思う。
これも、QC活動じゃないのかな。
このように日本のQC活動は、場所場所で停滞している。
夏になるので念のため、リチウムイオンバッテリーの復習。
・リチウムイオンバッテリーは、45度以上の温度環境で充電はしない
・強く落としたバッテリーは充電しない
・フル充電しない方が良い。ある程度充電出来たら充電をやめよう。
・最後まで使わない。完全に無くなる手前で使用をやめよう。
・万が一燃えたら、タイルの床、電車の床、土の上に放置。
銅箔が燃えると1000度ぐらいになるので触らない。
多分1分ぐらいで落ち着く
・水没したら、水没して忘れよう。
水没は保護用ICが壊れる可能性もあるので、扱いが難しい。
可能なら、別な容器に移して屋外で水につけたまま放電する為に放置した方が安全。
もしくはすぐ引き上げて、安全なところで乾かして、バッテリーリサイクルボックスに
・発熱を感じたら、停止して冷やす。
・捨てる場合は、リサイクルマークが有るバッテリーは、リサイクルボックスに。
とにかく普通の使用でトラブルは起きない。・・・と祈りたい。
モバイルバッテリーの円筒形の電池は、切りくずなどの金属粉が混入すると、電極同士がショートして、たくさん電流が流れることにより発熱し燃える事例があったが、今はほとんど無い。電極は薄い箔、フィルムなので、金属くずが入ると傷がついて箔同士(アルミと銅)が接触する。
また、リサイクルって言っても、この箔ぐらいな意味とか無いから、リサイクルに意味があるのかちょっと疑問。電源ケーブルやアルミホイルは燃えるゴミで、電池が資源って、バランスが悪い気がする。
とにかく電池は捨てる場所が無いから、リサイクルマークが無い電池はどこに捨てるのだろうか。
■品質工学会のMT法について
MTシステムは、多変量システム、多変量システム診断と言うみたいだ。
最近、機械学習とか言われているその前は「回帰分析」とかと言われていた。
多項式回帰やもっと単純に、実験の数値をプロットして出来る曲線を最小二乗法で近似的な直線を引け、とかに学校では使われる。
大抵、「えいや!!」って、線を引いてあらかじめ判っている公式に近い傾きで線を引く。
最小二乗法は学生の時に直線をひくのに使うけど、最近ではExcelの機能でグラフの近似の直線の式を自動で生成したりする機能がある。
意外と消費電流の近似式を想定するには便利な機能だったりする。
つまり、そう言った手法は以外と多く提案されていると言う事。
求めたい事は関係する要素がどのように主軸の数字と関連づくのか、解明するところにあると思う。
要素が多いと個々の変化は分散してわずかになり、そのわずかな変化が特徴的なパターンになるとなると現象として発生しやすい、と言う判断になると思う。
項目が少ないと、個々の項目が影響する割合が強くなる。
この関係は、デジタル多重の重ね合わせに似ていて電波的で、それとにた仕組みを使う量子コンピューターに似ている気がする。
多項の解析は、
簡単に判りにくく言うと、「風がふく日は桶屋が儲かる」を解析する学問。
どのぐらいの気温や状況(例えば湿度)で、かき氷が食べたくなるかを思い当たる要素と結果をまとめて、何らかのルールで解析して、図式化すれば、かき氷が売れる条件が何か、どんな時に売れるかが判って、無駄な氷が溶けるのを防いだり、あらかじめかき氷の準備をしておいて、すぐに需要に対応するとかが出来ると言う話し。
[強い項目、項目数が少ない場合]
かき氷の場合、予想される要素は、見た目、味、価格、気温、湿度、日照などの天候、曜日、時期、場所とかだと思うけれど、夏の時期で天気が良くて、温度が高い、かつ価格がお手軽で場所によっては休日・・・見たいなとこかと思う。
味はバリエーションがあるから、種類は問題。あと、氷の質が「ふわふわ」とか、良くは判らないけれど雑誌で紹介されているから、そういう要素が大きいだろう。
値段が安い割りに、美味しくて豪華って条件や、気温が高い日の遊園地と言う条件は、条件の数が少なくても需要が伸びると思う。
逆に、天気が割る肌寒い日や大雨の日は売り上げが下がりそうだ。
つまり、かき氷は特定の要素に対しての影響が強く出るため、場合ごとに項目を絞って分析がしやすい。
[要素が多く、広く分散している場合]
ところが、世界の中心で愛を叫び、雨が小降りで降っていて、傘の色はうす青、その性別が女性で17~32歳までの間で、今朝アイスクリームを食べた人・・・という条件が同時にそろわないと発動しない事象だと、同時に調査する項目も増えて、対象者も少ない条件のように思う。
しかし、条件はやったかやらないか。量とか程度は少なくても良い。
「アイスを一口食べた。」
その程度の変化でもかまわない。
そんな事を同時にやっている人を探すことが大変・・・。
そして、変化は世の中の判りやすい事象に隠されてしまいがちだ。
「アイスを食べる」という行為が、夏の暑い日の統計の一部として整理されてしまうかもしれない。
しかしそれが、コミックのワンシーンで、「世界の中心」は店の名前、そこで告白すると成功するって都市伝説が広まりかけていると、その条件は意味を持ってつながっていく。
でも、だからと言って関係する要素から統計的にコミックに行き着くのは至難の業だ。
それは、電波のコード変調による暗号化技術に近い。
地デジ、Wi-Fiとか、デジタル通信は広く離散して、その情報から元のデータを復調する。仕組みが似ている。
すべての要素を集めて、同じような条件で生成された結果の重ね合わせで、コミック雑誌が起因しているという結論に到達する。
勿論、同じ過程でも同じデータから、何か一つのずれで、違う結論に到達する。
地デジってアナログと違い、受信感度が低下すると復調出来ないから、全く見えなくなるか、部分ごとにブロックで消える。
アナログは、そんな事は無く、全体的にノイズが走るけど見える。
アナログTVなんて知らないって?!
映画「リング」の貞子の登場シーンを見て欲しい。
あんな感じだ。貞子の意識は、デジタル的に離散して、空間に分布しているかもしれないけど、そこから貞子が復調されたら、面白いかもしれない。
・・・デジタル貞子として、新作が出来るかも・・・なんて。
まあ、そんな感じでこういう結果は割りと曖昧なので、判っている結論に到達しているかどうかを再生されるであろう信号で確認して、期待通りの結果が出たら、
「おお、今はちゃんと動いている。」
って確認して、計算をする。それが量子コンピューター。
なんか、関係している感じがしたから、そのまま書いたけど、量子コンピューターは、そういう仕組みらしい。
つまりは、
複数の条件が必要になると、変化からもたらされる結果はわかりにくくなるし、一つ違うと全く違う結論に至ってしまうこともある。
それをたくさんの例を集めて正確にしていく、法則を見つけていくというのが、機械学習らしいぞ。
「風がふく日」の謎は桶屋につながったけど、「風が吹く日」の謎は、どこにつながっていくのだろうか。
それより、ビデオデッキにJAQのマークがつけられている事が、大きな謎だ。
消費者には伝わらない。
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