ニー活、日和

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

3/14土曜日に、鬼子母神堂近くのビルの3階で『ニー活』が開催されると言う事で、行ってみることにした。
夕方用事があったので、東京に出たついてに1時間ぐらいお邪魔しようと思った。
ニー株のイベントには、そんなに参加していないこともあり、場違いな感じだろうか、やめようか、どうしようかは、直前まで考えていた。
東京の天気は雨で、・・・雨というよりはみぞれ混じりで冷たい。
松本も今日は雪だと聞いていた。
全国的に肌寒いのだろう。
コロナウィルスの影響も有り、街の中に人影は少なかった。

静かな道を駅から淡々と歩いて行くと、あっさり建物のブロックについてしまった。駅から500mとか、googleマップは見積もっていたけれど、時間の尺度は気持ちに左右される。
建物のあるブロックをぐるっと回ってみたが、騒がしい通りから、一つ奥に入ったその場所は、静かな商店街と住居の狭間にあった。

一階はお店で、その横にある少し重い扉のドアを開け、階段を上る。
3階が会場だ。
またもや重い扉を開けると、中心メンバーの一人「なかさま」さんが座っていた。
今日は天候も悪く、みんな遅れているようだ。

置かれたテーブルにつくと、「なかさま」さんと話した。
顔を合わせて話すのは初めてだ。
でも、映像では何度も見ている。
ニー株の会議の中継を良く行っているから。
チタン製スコップの話と模型製作について話した。
私もチタンコレクターなので、チタンスコップには興味が出たけど、6000円超えか・・と、ためらいが出る。
でも、過去を振り返ると、持っているセラミックのピンセットは7000円だ。
かつて、部品の足を引っ張る為に買ったイタリア製のピンセットは、12,000円。
結構、高い買い物してるじゃないか。
まだ、はぶリッチ(羽振りが良くてリッチなヤツ)だった時の暴走だ。
その後、2人ほど来て、私は時間が来たので、会場を後にした。

外には冷たいみぞれが、降り続けている。
鬼子母神堂の敷地に沿って歩くと、一つの建物から軽快な木琴の音がした。
マリンバ・・・そう、入り口の黄色い紙には書かれていた。
軽快なリズムと音色は、柔らかくわくわくしてくる。
音に対しての感じ方は、本能的に決まっているのだろうか。
みぞれに対しての感情は、行くときと帰るときでは違っていた。
行くときは気持ちは重く、それはみぞれの重い空につながっていた。
帰りは、マリンバの音が軽快なせいか、ニー活での話のせいか、みぞれが周囲の雑音を消してくれている感じがした。

静かな住宅地を抜けると、地下鉄の音が響き始める。
それに合わせて、何時もの日常が戻ってきた。

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