技術部の壺の中 — Vol. 120 [Fujiのモバイルルータ]

The following two tabs change content below.
みのむしクリップ

みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

半年前になるけれど、正月休みに格安のモバイルルーターを借りた。
ネットで格安プランで、返却はポスト・インでOKというお手軽さ。
移動は格安移動の旅でフェリー(船)。移動中は海上なのでWi-Fiが使えないけれど、その日数分を引いても安い。
そして来たのがFuji wifiのモバイルルーターだった。
[FS030W]

こいつが以外と使える。
・Wi-Fi側の設定、同時接続の安定性、電波強度
・バッテリーでの使用時間
・携帯基地局側とのつながり
どれもが良い。
形状も小さい。

これ、単発売りしていないかなって思うぐらい性能が良いので驚いた。
携帯基地局側はSIMというか、キャリア? 回線ービス業者(MVNO)に依存するかもしれないけど、ルータの端末性能が良いことは確か。
借用したiPad air3? と比較しても、それより少し接続が良い。

小さなディスプレイもついていて、オペレーション的な操作性が良い。
時代は進歩してる。

このモバイルルータの存在は以前から知っていた。
youtuberのヒカル様がキャンプ場での宝探しに招待されたときに使っていた。
それと同型モデルが、格安モバイルルータとして借りることが出来るとは思っていなかったので、来たときはとても興味があった。
モバイルルータの性能は、コンパクトを重視している点から、そんなに良いとは思っていなかった。
大抵バッテリーを大きくしてる。
リチウムイオンバッテリーって、アルミ板と銅板が何重にも重なっているから電波を通しにくい。ピストルの弾丸もリチウムイオン電池を通過できないぐらい、阻害性が高い。
だから、ちかくに高い周波数のアンテナを置いてしまうと、電波のクリアランスがとれず感度が悪くなる。
大抵アンテナは側面に張ってあるから、電池と干渉する。

逆に波長の長いNFCのアンテナは、バッテリー側において、アンテナとバッテリー間にグラファィトの吸収体を入れる事で、波長の長い電波が基板側に抜けないことで良い場合も有ると聞く。
ルーターも携帯も側面にアンテナを置くのは変わらないけれど、画面が大きくなった分、携帯の方が電池と干渉しなくなった。
アンテナ設計は奥が深い。
更に最近のスマホは、バッテリーが細長い物を使用したりと、四隅までバッテリーが入っていないので、アンテナの性能は上がっていると思う。

逆にモバイルルーターは小さくなって、バッテリーを大きくしようとしているので、アンテナ間の距離がとれず問題が発生しやすい。
アンテナはフィルムで、Wi-Fiルーターによくある鉄板形成のF型アンテナの特性に近い。
電波の試験って、出力が小さい分には問題にならないので、認証は合格する。
だから、飛ばない粗服品でも認証は通る。
キャリアの接続認証試験だと、受信感度も問題にされるので、携帯は割りと大丈夫だけど、ルータは・・・・社会においては、某キャリア傘下の巨大メーカーが発売したモバイルルーターの感度とバッテリー動作がひどすぎで、話題にされていたけど、大きなメーカーだから問題になることで、他はほとんどモバイルルータの性能を聞いた事が無い。
だから、このFuji wifiの成功は素晴らしい。と、正直に称えたい。
この会社が粗悪品のルーターを淘汰すれば良いと思う。
・・・これは言い過ぎました。不適切な発言でした。すみません。
でも、このFuji wifiはすごいと感心します。

我慢できる範囲外のルーターは、
・なんか途中で良く切れる。3分に1回ぐらい切れる。
・3台同時接続出来ない。
・バッテリーが1時間保たない。
・操作画面がもっさりしていて設定とか、パスワードの確認が面倒。
・Wi-Fiのパスワートが端末だけで確認が出来ない。
・充電しながら使えない。
市場にある物はそんな仕様が存在する・・・・。

競い合って、殺し合うのも商売かもしれないけど、開発が手間取るモノは、日本の企業がみんなでシェアして開発したり販売したりした方が、良いと思う。
体力が無くて、実際開発が大変じゃ無いのかな。
性能の良い製品を複数の団体で共有して販売する事はアリだとは思う。

ほんと、携帯端末の開発は、開発費用がかかりすぎるので、小さな日本企業が参入できないし、申請などの値段がかかるコア部分は共通でキット化して、周辺デザインは自由に作れる行政の動きもあった方が良いかもしれない。
電波法や電波通信事業法で、製品ごとの区分けをもっと細分化して、基板デザインだけの申請を流用することができたり、追加は不要輻射チェックだけでOKとか、デザインの認可を受けた物を使い回しできる仕組みがあってもいい気はする。

まあ、とにかく
良い商品は、人を幸せにします。
マ・クベが送った「良いモノ」をキシリアが喜んだかは、知らない・・・。

関連ブログ
技術部の壺の中 — Vol. 62 [電子翻訳機]
技術部の壺の中 — Vol. 66 [i-dioの叫び、こっそり3セグ]
技術部の壺の中 — Vol. 68 [リチウム電池ばらしました]
技術部の壺の中 — Vol. 76 [膨れる電池の見分けかた]
技術部の壺の中 — Vol. 93 [脳チップ]
技術部の壺の中 — Vol. 97 [ポータブルPCの夢]
技術部の壺の中 — Vol. 98 [「ふくまろ」は気がぬけない]
技術部の壺の中 — Vol. 102 [携帯直してよ①]
技術部の壺の中 — Vol. 103 [携帯直してよ②]
技術部の壺の中 — Vol. 107 [ドキュメントレス社会]
技術部の壺の中 — Vol. 108 [モーターショーで、黒がさえる]
技術部の壺の中 — Vol. 109 [IoTで浮気調査??]
技術部の壺の中 — Vol. 112 [社会における『にやり』]
技術部の壺の中 — Vol. 113 [ディスプレイ表示色]
技術部の壺の中 — Vol. 116 [簡易な防犯カメラというけれど]
技術部の壺の中 — Vol. 117 [音声認識制御・・・]
技術部の壺の中 — Vol. 118 [買う側と売る側の品質]
技術部の壺の中 — Vol. 119 [集結、温度計測ワーキンググループ]

ドリトル先生ジェネレーション

明治維新と品質の心

スポンサーリンク