旅するニート – [小樽] — 北の和菓子屋さん

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

小樽は、明治、大正、昭和と、北海道では商業で栄えた街。
20万人ほど生活していた時代があった。
いまでは、その思い出が残る街。

商売が盛んだと、挨拶に菓子折の一つは持っていく。
それを食べながら、茶を飲み、商談という事もあるだろう。
そういうためか、小樽の街には古い和菓子屋さんが何件かあった。
今は、人口の激減と共に数が減っているけれど。
仕事の繋がりが、メール、SNSツールで進んで行くこともあるのかもしれない。
今時、お菓子食べながら商談なんて場面も無いのだろう。
時代の流れというか、本当に物事はそんなに急ぎ足なのだろうか。
物はすぐ納品されてくるけれど、外国製品だったり、複雑な感じだ。
国内より外国製品の納期が早いなんて。
面倒なステップが減っているけれど、間に流れる関係とか、時間の流れとか、そう言う物も感じられなくなっている。
関係にしても、昔より、業者間でストレスが少ないと思う。
でも、うわべだけ、真のパートナーと言えるほど10年来の付き合いなんて関係も、今は薄く感じられる。
トラブルを感じたら、関係を立ちきる方が速い。
ぶつかっても続く関係が少ないから、ストレスも無いのかな。
ああ、グチはやめましょう。

[小樽- ㈱つくし牧田 の和菓子]

そんな思い出の時代を受け継ぐ和菓子屋さんが、いくつか見られた。
老舗と言うことでは無くて、お菓子を持ち寄って話をしましょうという気持ちの継承。
小樽運河のゆるキャラは『運カッパ』。カッパの和菓子とか、フクロウの和菓子とか、お届けした先での会話も用意してくれている様な気がする。
話が弾む、和菓子が取り持つ人びとの輪。
そんな気持ちで茶会など、春が近づいてきた今時に、仲間を連れて屋外で楽しみたい気持ちになってきた。

今日は、ひな祭り。
春は、すこし遠い。

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