技術部の壺の中 — Vol. 50.5 [落雷の補足]

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みのむしクリップ

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主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

雷の電圧は、どのぐらいかと調べたら、2MV~1GVらしい。
1GVって10億ボルト、2MVって200万ボルト。
日本で一番高電圧な送電線は、100万ボルト送電。
君のひとみは100万ボルトって、結構すごい電圧だ。
ピカチュウは、10万ボルトだし、周辺にある鉄塔の送電線は
27万5千ボルト。最近の都内で電柱の上の太いケーブルは、
二万ボルト送電だ。
冬場のパチパチ君の静電気は、1万ボルトで1cmと言われている。
静電気の放電の限界電圧は、6千ボルトぐらい。
カーペットの上を歩くと1万6千ボルトぐらい発生するので、
結構高い電圧が発生する。
雷って、それと比べると、やっぱりすごい。
じゃ、どのぐらい離れていれば、放電しないのか。
空気の絶縁破壊の電圧は、3MV/mらしい。
1メートルで300万ボルトぐらい。
以外と空気の絶縁性は高い。でも、湿度がないときの話。
これに湿度が入ると、電離する水もあるため、放電の手助け
になる。
10億ボルトだと乾燥した空気でも333mぐらいの距離になるから
東京タワーの高さぐらいの距離でも確実に落ちる。
というか、10億ボルトの雷もすごい。
せめて、1億ボルトで想定したい感じ。その場合、33m程度。

でもね、電荷の引き合う力は、距離の二乗に反比例するから、
結構、距離の影響力は大きく、雲との距離は1000mぐらい
離れているから、普通は落ちてこないぐらいの距離。
ここに、プラスとマイナスって引かれ合う関係になると、
この場合、電荷の積だから言い換えると二乗倍になる。

鏡写しのように、マイナス電荷に反発して電子が違うところに
移動して、空席が手前にやってきても、電荷としては同じ
ポテンシャルをなので、そのまま二乗倍。
ということは、雲にたまった電荷分近くなり、
乾燥時、33mの空気の絶縁を破壊してしまう。
擬似的に、33mぐらい近くに1億ボルトが近づいた、という
ことになる。
でも、1億ボルトって、どんだけだよ。
1000ピカチュウ!!

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