技術部の壺の中 — Vol. 31 [ワンセグ受信機もNHKの徴収対象??]

The following two tabs change content below.
みのむしクリップ

みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

裁判で、携帯のワンセグ受信機もNHK徴収対象になったらしい。
まあ、法律を作るも解釈するも、行政上の作業だからいいけれど、
実際にそれを設定したりする総務省はどうするのだろう。
そもそも、ワンセグと普通の地デジって何が違うのかも
不明な感じなのに、チューナーで取り締まるというのも
どうかとも思う。

その前に、いろんな問題が片付いたのか聞いてみたい。
古い話だけれど、地デジ化完了までの移行に対して、総務省から
平成22年に下記の案内がwebに掲載されている。
(リンクが切れていなければ・・・)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu08_02000040.html
この時にも多チャンネルを使うことは問題になっていた。
日本の電波法で違うバンドでのサイマル放送が解禁になったのは
最近のことだ。地デジで放送をして、同じ内容をネットで同時に流す。
あれッ? まだ解禁じゃなかったっけ。どうなんだろ。

以前は同じバンド内で、同じ内容を複数の割り当てチャンネルを
使って同時に電波を送出することは禁じられていた。
でも、最近はいろいろやってる。
・地デジ化移行のアナログと地デジで同じ番組
・AMの放送をFMを使っての補完放送
・フリンジエリア対策
・地デジとワンセグ
アナログ放送は停波したから、自然とこの矛盾も
消えたけど、特例のままで終わったのだろうか。

テレビのサービスエリアの端の部分で、電波が弱く
他のエリアと被る場所[フリンジエリア]などは、
同じ番組を違うチャンネルで受信できたりするけれど、
理由もなく電波のリソースを使うのは、ご法度。
だったはずなんだけど、
ワンセグは、フルセグと同一チャンネルで、同時に、
同じ情報を送出している。

地デジが始まった時には、テレビが普通にチャンネルサーチしたら
時間がかかるから、ワンセグの電波を先に受信して、チャンネルを
登録していた時代もあった。
フルセグは、一度全体域をある程度受信して、デコードしないと
情報が正しいか判定できない。

その点、帯域も狭く、すぐに復調出来るワンセグは見つけやすい。
信号レベルもフルセグより高いし。
この点でも、ワンセグって、テレビ扱いされているけど、
テレビと違うと思う。
テレビはスクランブルが入っているけど、ワンセグは入って
いないし。それに、
世の中にワンセグのチューナーがどのぐらいあるのか、
想像がつかない。
PCにつけるワンセグのチューナーは、
SDR(Software Defined Radio)として、いろんな
受信用ツールに使われたりする。
ソフト次第でいろんな信号の復調を行う。
言い換えると、単なる信号の変換デバイスだ。
持ってる人は、たくさん持っている。
だから、ワンセグを受信するには、ソフトが不可欠だ。
「チューナーを持っていれば、テレビが見れる。」
って時代は、とっくに死滅した社会だ。

今の時代、ハードウェアはソフトで制御されている。
純粋にハードウェアだけで動いているものは、
ほとんど無いと思う。スマホだって、アプリがないと
電話がかけれないし。
ソフトがなければ、車だって車として機能しないだろう。
それを車と呼べるかどうか。
エンジンすらかからないものは、車とは言えない。
見れない状態のものを受信機とは言わないだろうし、
その状態のものに対して、受信器としてお金を取るのも
どうかしている。
だから、アプリを消すと、受信機も消えたと見なすべき
なのかと思う。
でもそれは法の世界であらそわれるため、
何か正しいかも、法の権限になる。
国家の解釈の上に科学が成立している。

関連ブログ
技術部の壺の中 — Vol. 28 [記憶メディアのこと]
技術部の壺の中 — Vol. 29 [Googleとゼンリンと]
技術部の壺の中 — Vol. 30 [地図と共に- GPS]

スポンサーリンク