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超私のりこ
「JK文学」と評される乱暴な日常のキリトリが売りの第2期取締役。
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カーテンが風になびいているのを
まるで女子のスカートの中をのぞく
変態みたいに
寝そべって見ている。
外は強い日差しがいっぱいの光の世界。
家から出たくない
という一択だけが
強い意志。
首を回さない扇風機が
断続的に送ってくる風は
生ぬるい。
こんな無意味な一日が
くだらないと
切り捨てられないことが
私がニー株のメンバーとして
相応しい生き物なのだということを
証明しているような心地がするのに
それを喜ぶべきか、
悲しむべきか。
夕方の西日が部屋をいっぱいにするころに
ねじれた気持ちがふわりとおこり
痛みから逃げたいと思うことが
一番辛いのだと
気がついてしまう。
それなのに
なんどもなんども
苦しみを感じるならばと
冷蔵庫から
ゆで卵をもってきて
塩とケチャップとを
交互につけながら
ゴザをレジャーシートに
ピクニック気分で
4個たいらげる。
それからまた寝転がって
扇風機と共に
静かな空間を旅する。
耳にはいって来た
近所の子供が練習してる
つたないピアノの音色が
優しく体の中を通り抜ける時
世界の光は
すこしずつ
かげりはじめている。