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youtubeを見ていたら、最近、やたらFami。という女性ベーシストをお勧めされるようになった。
演奏に元気があっていい感じだ。
ハードロック系の曲だなぁ・・・って思って、itunesで調べると、『卒業アルバム』というアルバムが出ていた。買って聞いてみると、『なんか、いいな』と思って、ライブがないかと探してみると、2024年 8月 3日に『表参道Gound』というライブハウスで、ライブをやるらしい。
表参道という土地柄か、チケットは6000円とちょっとお高い。
しかもこれ、単独ライブなんだよな。
どのぐらいの開演時間なんだろう。
曲はこのアルバム曲ぐらいしか知らないしな。
当日、ライブハウスに行くと、まんま表参道にあった。
早く来すぎたので、近くのアップルストアに入ると、何だろう・・・店というよりはサロンだった。
店内の一部ではデスカッションが行われていて、なんか不思議空間。学校の食堂か何か、みたいな雰囲気だった。気持ちxxxxxx、おっと多くのアップル市民を敵にしてしまうところだった。ここは表参道、ハイソサエティな人たちの聖地。お店でサロンのように「くつろぐ」より、公園でハトにパンくずを上げて、周囲の住民にエサをあげないように怒られてしまいそうな私ごときの人種とは違うのだよ。
ここが、こここそが正義で正しいに違いない。
気持ちxxxxxなり、5分で外に出た。
どうしよう。
時間をつぶすにも、こじゃれたカフェに入るテクニックがない。
と思っていたら、うじゃうじゃ人が集まりだした。
なんか野郎率が高い。
アルバムの曲調なら、もう少し女子がいてもいいぐらいなんだけど、別な集まりの人もいるのだろうか、表参道だし・・・。なんて考えていたら、みんなFami。のライブ待ちだった。
会場内に女子は2人いたぐらいで、残りはみんな野郎だった。
いや、ひょっとしたら、心は乙女な人もいたのかもしれないけど、見た目野郎だった。
楽曲を聞いた限りでは、もっと女子比率が高くてもいいはずなんだけど・・・その疑問は、開演後に明かされる。
会場は前回の「西永福JAM」の二倍ぐらいの広さで、ステージも小学校のステージぐらい高いのだけど、入り口のスペースは狭くて、階段で物販するような感じだった。
会場自体は、とってもきれいな場所。
まあ、それぞれなんだな。
女性ベーシストでボーカルって、『ぼっち・ざ・ろっく』の「廣井きくり」みたいな思いで、始まる前のテンションは結構高まっていた。
トーク1/3みたいな配分で進行していたけれど、ボーカルはアルバムよりちょっと無理のある感じだった。
で、なんで男子が多いのか。
Fami。は、ヘビメタバンドLOVEBITESにJoinしているかららしい。
そのファンが来ていたのだ。確かに、『LOVEBITES』のTシャツ着てるわ。
それなら、女子は少ないかもしれない。
でも、その中でアルバムの曲が聞けたってことは、ラッキーなのかもしれない。
そして、高校の時に初めてベースを弾いた思い出の話が始まり、その時のドラムの子がドラムをたたきに来た。
確かにベースだけでは厳しいし、ボーカルも厳しい。
LOVEBITESに入ったことは、彼女なりの正しさだったのかとは思う。でも、アルバムの曲は確実に聞けなくなる方向にあるわけで、それは残念だけど、仕方がない。
アーティストは、自分の表現したい方向を向いて、同じ方向を向けるファンだけがついてくる。
だから、ファンの方向にアーティストが合わせるのはナンセンスな話で、間違いだ。
だから仕方がない。
いまは、この瞬間を楽しもう。
まあ、ラッキーだったことに違いは無いと思う。
でも、ドラムの子、すげー楽しそうにドラム叩くな。
ドラムが入るだけで、こんなにも雰囲気がビシッと決まるのかと感心した。
ドラムの子は、『輪廻』という、自分のバンドがあるらしい。
そういう新しい発見もあって、良かったと思う。
思い出として、エンジのTシャツを買った。
さようなら。
[表参道Gound]
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