
みのむしクリップ

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運が悪いと、そのうち運が良いことがおきると信じているけれど、期待はしていない。
運はプラス、マイナス、ゼロって考えたかでは無く、プラスを引き寄せる人は、はより大きなプラスを得る。
マイナスの生成は、ゼロ引くプラスじゃない。
高校の時に選択科目で美術をとっていた。
書体をケント紙に綺麗に書くレターリングの授業で、任意の3つの漢字を書く課題が出た。ある程度の画数がある漢字を選べば良く、私は『歴』『史』『新』という字を選び下書きをした。
鉛筆での下書きのあとチェックを受けて、墨入れを行う。
そのチェックで、担当の先生が
「『歴史新』じゃなく、『新歴史』が良いのに。そのままでも良いけど。」
と言う発言と共に。保留になった。
『保留』になった。
下書きや選択した漢字の字数は問題にならなかった。
その順番を問題にされた。
勿論、順番なんて関係が無いし、そういう指摘を受けている人はいない。
しかし、ワープロじゃ無いのだから、『歴史新』→『新歴史』の変更は、リセットに等しい。
台紙の形状は決まっているので、『新』の字の位置を変えるだけで対応が出来ない。
散々悩んだあげく、そのまま進むことにした。
当然、言うことを効かない生徒として、印象は残る。
はじめから意味を考えて書けば良かったのかもしれない。
しかし、この文字の順番は、そもそも意味なんて無い。
全く予期しなかったゼロの要素から、わだかまりが生まれて、マイナスに進んで行く恐怖。
自分の身の上を呪わざるを得ない心境だ。
そうやって、人の黒歴史は、ゼロから生まれて、マイナスに転じる。
ゼロとマイナス、プラス成分がそこには無い。
物事は、プラス、マイナスでゼロでは無く、プラスにはひたすらプラスな環境が、マイナスにはマイナスだけの環境が存在する。
運命にバランスなんて、もともと無い。
[心には癒やしが必要] だが、おなかは膨れない。切って食べる!!
『お金は寂しがり屋なので、仲間のところへ集まろうとする』
運命も同じように感じる。
不運は不運とくっつき、幸運は幸運を呼び込む。
そりゃそうだ。
幸運と不運がくっつくと、ゼロになり消滅してしまうから、消滅したくない運命は互いにくっつく。
結果として、黒歴史は増大するというエントロピー的な状況に至る。