生き方を教えてよ – vol. -03 [続く未来は、誰も知らない]

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

自分の不幸の連鎖を自分の子供に伝えたくはない。
子供を産まない理由に、そう挙げる人がいた。
少子化の世の中、子供を産めばいいのにくらいに考えている人も
多いけれど、子供をリスクと感じる人や、この世に無常を感じて
子供を産まない人もいる。
子供を産んでいる人も、子供をリスクと思っている人はいる。
仕事をしていることにして、保育所に子供を預ける。
知り合いの会社に申請書を処理してもらう人もいる。
勿論、昼間は料理教室やスポーツジムに行くから忙しいのだ。
これは働いている人も、子供を預けるという点では、あまり変わらない。
誰がひどいということでは無く、預けられる子供がいるという事実が
そこにあることだ。

昔は子供を7人も育てていたらしい。
洗濯機も無い時代。家事は大変に違いない。
兄弟がいるから、子供の中の一人でいられた。
大人と子供という対局の関係ではなく。
子供という中で、子供はリラックスできていたのかとも思う。
いまは預かる人も専門になって、きちんと見てくれる。
昔よりは、子供の待遇は向上しているはずだ。
けれど、預けられた寂しさというのは、変わらないと思う。
血がつながらない者達の不安も先天的に感じているだろう。

生きていると、苦しいことも多い。
苦しい目に遭いたくはないのに、なぜか気がつくと、苦しみの中にいる。
運気? なのか。そうではなくても、自分を呪いたくなる。
生まれた子供も不幸になる。それも、自分が知っている人生から
考えると当たり前にも思う。
でも、子供は親を支えてくれる。
親が子供を支えることだけでは無く、子供という存在が、親に自分が
生きている理由を教えてもくれるのだ。
本当に生きている理由なんてあるのか、それは分からないけれど。

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