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最初に、生活インフラとは?
生活インフラとして必要最低限必須なものに
- 電気
- ガス
- 水道
があります。これらはどなたであっても必須なものです。
次に必須とされる生活インフラに
- 固定電話
- 携帯電話
- インターネット
- インターネット自体の回線
があります。
各種参入自由化によって、さまざまな企業が参入しています。
これらを比較してみましょう
電気
電気の供給業者を変えても、全く品質は変わりありません。
どちらにせよ電力は既存の10電力会社が新たに設立した配電専門業者が電気を配信しており、
供給業者を変えたからといってどの電力会社で発電されたものが完全に混ざりますので、
全く品質が変わりありません。
しかし、災害等のトラブル時においては配電専門業者側のトラブルになりますので、どの電力会社にしたからといって災害のトラブルの率は一切変わりありません。
しかも、発電業者(供給業者)にトラブルがあって、発電が停止してしまったとしても、即時に他の供給業者の電力に切り替わり(というかもともと混ざっています)、それらのトラブル分につきましては発電業者が電力供給市場にお金を払って、電力を購入することにより維持されます。
無論供給業者に契約数が多く、契約数の割には発電量が足りなすぎる時につきましても、発電業者が電力供給市場にお金を払って、電力を購入することによって維持されます。
ということは
電力会社を変えても、何もかわらない、ということです。
どんなに(対応地域で)安い電力会社に変えても、全く変わりありません。
電力会社を変えるとどんな違いが出るの?
- 家宅内の電気トラブルのかけつけサービス
それが単に照明が切れただけでも、照明交換の為にもかけつけてくれます。
無償で行っている業者は多々ありますが、サービス内容によっては有料となります。 - 電気料金がある程度かわる
東京電力からENEOSでんきにかえただけで、年間10000円以上の節減ができるシミュレーションが実際に出ていますが、実際にはその他の事情でそれ以上節減できており、当初東京電力に加入していた時と比較して、年間30000円以上節減できています。 - まとめ払いができるかも
まとめ払いをすればコンビニに行く手間もちょっとは少なくなると思います。
しかしまとめ払いにすると1つの請求書の額が多額となっているので、びっくりすることとなりますが、まとめ払いにすると決算手数料の節減となるので、全体的に少額節約できます。 - その他のポイントサービスがあるかも
ポイントサービス等の差異があるかもしれません。
ガス
ガスの自由化も認められており、一部の地域で行えます。
しかし、以下の条件のいずれかに合致している必要があります。
- 都市ガスが供給されていること
- プロパンガスが供給されており、かつ一戸建てであること
残念ながら、プロパンガスが供給されている集合住宅は、管理人に許可を得て、かつ、居住世帯の全部のガスの供給業者を変えることになるので、実質的に不可能です。
都市ガスの供給業者を変えても、全く品質は変わりありません。
どちらにせよ地域にある各業者に対していくつかの業者が参入しているに過ぎないので、まだ対応地域は少なのですが、結論的にガス管は同じものを使用しているので、
全く品質が変わりありません。
しかし、災害等のトラブル時においては大本のガス会社側のトラブルになりますので、どのガス会社にしたからといって災害のトラブルの率は一切変わりありません。
しかも、ガス製造業者(供給業者)にトラブルがあって、ガスが停止してしまったとしても、即時に他の供給業者のガスに切り替わり(というかもともと混ざっています)、それらのトラブル分につきましては発電業者がガス供給市場にお金を払って、ガスを購入することにより維持されます。
無論供給業者に契約数が多く、契約数の割にはガス生成量が足りなすぎる時につきましても、ガス業者がガス供給市場にお金を払って、電力を購入することによって維持されます。
ということは
ガス会社を変えても、何もかわらない、ということです。
都市ガス間でガス会社を変えても、安くなる以外本当に何も変わりありません。
ただし、抜本的に都市ガス⇔プロパンガスに変えると大幅にかわります。
都市ガスとプロパンガスは全く別物です。
都市ガスの敷設には約50万円程度かかり、それ以後は安い基本料金で利用できるのですが、
プロパンガスには敷設という概念がなく、敷設するにも最小限の金額で行えるのですが、敷地内にガスボンベを設置し、ガスボンベの内容量を常に車で監視しながら、必要になれば満タンになってるガスボンベに変える作業が必要になります。
また、都市ガスとプロパンガスは全く特性が異なります。
都市ガスは一般的に広域に普及させるためのガスですので、同じガス使用量でも火力が弱いです。
特に顕著に表れるのは、料理の調理時です。
その為、都市ガスが採用可能であっても、飲食店においては、味のおいしさと火力を追求するために、わざわざプロパンガスにしているほどです。
また、都市ガスとプロパンガスの基本料は2倍以上異なります。(場合によっては3倍以上?)
同じガス使用量でも(確かにプロパンガスのが高火力なのですが)プロパンガスのほうのが高い傾向があります。
しかし、都市ガスに限っての話ですが、ガス自由化によって得られる恩恵は
- ある場合に限るのですが、極論ともいえる基本料金の低減
- まとめ払い
ぐらいしかないのかと思われます。
水道
水道自由化なんていうものは存在しません。
そもそも水道はこれらの中で最もインフラ度が高いものですので、自治体が行っています。
基本的な水道のサービスは同じなのですが、過疎地帯に行けばいくほど水道料金が高くなります。
水道口径が太ければ太い程、水道料金が変わります。(1段階違うだけで1800円ぐらい違うこともあります)
そして、水道には基本的なオプショナルサービスはありません。あったとしてクレジットカード払い、口座振替ぐらいでしょう。
家庭内の水道で何らかのトラブルが出たら、適切な水道工事業者に依頼するしかありません。
また、水道は生きていくために最も必要なインフラで、その事業主体は自治体であることで、
もっとも支払いの遅延が認められるものにもなります。
まぁ、安い水道業者(厳密には自治体)を選ぶには、人口の多く賑やかな街に引っ越すと、水道料金を低減できます。
※逆にそういう所に引っ越したほうのが、家賃や土地代、物価が高くなりますが。
しかし、水道自由化、あるといいですね。
固定電話
固定電話は、今や一般家庭においては減少しており、光回線を利用したひかり電話等に移行されていますが、固定電話はほとんどと言っていいぐらいサービス内容は変わりありません。
電話という規格は全く変わらず、どこの業者がサービスをやっても電話の音質は変わりありません。
電話の音質が変わるとしたら、電話機自体になります。
まぁ、あるとして、オプショナルサービスの違いがある程度でしょう。
携帯電話
当初から主に3グループが携帯電話に参入しており、新たに楽天モバイルが参入したばかりです。
携帯電話は無線である以上電波の届き具合とか混雑率で通話音質が必然的に変わります。
最近ではカケホーダイ類のサービスも出てきていますが、基本的な携帯電話通話料金は同じで、基本料の差異がある程度です。
ただし抜本的に別の回線を使用した専用でんわアプリサービスもあり、一般的に通話料金が半額になるのですが、電話の仕様というのはもともと決まっており、電波の届き具合の違いと、混雑率で音質が変わるのみです。
これについては、格安スマホと言われているMVNOも全くの同等の品質です。
MVNOにおきましても、その上位のMNO業者の品質、そのものとなります・
MVNOにしたからといって、電波の届きが悪くなったり、通話品質が余計に悪くなることは決してありません。
携帯電話のインターネット (MNO)
携帯電話のインターネット(注:MNOを仮定)は、実は品質が異なります。
加入数が多いキャリアほど、アンテナを多く設置しょうとして、通話品質やインターネットの速度を向上させようとしても、それでも低速になりがちです。(とはいえそんなには遅くない)
加入数が少ないキャリアであるほど、通信速度が高速化する傾向があります。
なぜか加入数が少ないキャリアであるほど、基本量が安いんですよね。
携帯電話のインターネット MVNO
仮想通信業者ということで、実態は安価な価格で低帯域の回線をMNOから間借りして提供されているサービスです。
電話そのもののサービスには全く差がありませんが、MVNOのインターネットは高速モード時でもMNOよりも大幅に落ちると考えて下さい。
良くてYoutubeのSD動画がなんとか見れる程度、悪い低速モードや混雑時にはテキストやもともと軽く表示されるホームページをまぁまぁ快適に表示できる程度の帯域しかありません。
注意してほしい所に
y-mobile は MVNOでもあり、かつMNOでもあります。
買収されたイーモバイルの回線をMNOとして、かつ同時にソフトバンクの回線をMVNOとして使用しています。
このために場所によっては元々のイーモバイルの回線とソフトバンクの回線を同時利用して、高速化できるということができたりもします。
楽天モバイルはみなさんご存じのように、MNOに参入しましたが、
今現在でも過去からサービス提供されていたMVNOでも利用できます。
インターネット(プロバイダー)
インターネット自体、低速な専用線や電話回線を経由するダイアルアップの時から常に品質が異なります。
今となっては安定性に関してはどこの業者も同じでしたが、トラブル時において1本のバックボーンしか引いていないため、インターネットに一切接続できなることがまれにありました。
また、いくら低速とはいえ(これは今のMVNOの低速モードの200kbpsよりはるかに遅い56kbpsとかISDNの64kbpsとか)利用者数もそれなりにいますので、バックボーンが太くないとより重くなる傾向にあります。
それ以外に
- ホームページの提供エリアをサービスしているか?(最近収束気味です)
- ブログサービスを提供しているか(最近収束気味です)
- メールサービスを提供しているか?
- 固定IPを提供しているか?
- IPV6でも通信できるか?(ただし国内においてはIPV6専用サイトというのが皆無なのでほとんど問題ありません)
- フレッツ回線の場合、PPPoE以外の接続方法を提供しているか?
という差になり、主な差は速度になります。
また、PPPoE接続の場合、どの都道府県においてもプロバイダーの混雑実が異なるので、
一概に、何々ネットは早い、遅い、というのを答えることが一切できず、実際に加入してみないとわからないことです。
IPV6インターネットサービス
IPV6のインターネットサービスに対応しているのは、実は下記の業者のみです。
- auひかり
- NURO光
- 日本ネットワークイネブラー株式会社 (V6プラス)
- 株式会社インターネットイニシアティブ (DS-Lite)
- NTT系のプロバイダ (OCN、ぷらら等)
- その他モバイル系
これらの業者は回線をネイティブに提供している業者です。
別途PPPoEで提供されていることもありますが、これらは完全にネイティブではありません。
実際プロバイダで(auひかり、NURO光を除き)IPOE IPV6インターネットサービスを提供しているといったら、実際プロバイダーはただの窓口になっているに過ぎないのです。
またフレッツ系のプロバイダでIPV6(厳密にはIPV4をIPV6にトンネルしてIPOEで高速接続)すると、通常のプロバイダーではルーターにプライベートIPが非常にこまめにIPアドレスが変更しつつ割り当てられますので、ゲームに使用するには一切おすすめできません。
その時には、ZOOT NATIVE IPv4固定IP1個を使用すれば、グローバルIPが割り当てられますので(かつ固定IP)、安心してゲームに使用することができます。
ZOOT NATIVE IPv4固定IP1個は、日本国内唯一のグローバルIPを提供する、IPOE高速インターネットです。
インターネット(回線業者)
昔は専用線かダイアルアップしかなかったのが、ADSLを経て、現在光になっています。
この光に対しても品質が異なります。
もともとの回線業者であれば回線帯域をフルスピードに活用できます。
ただし、フレッツのPPPoEにおいては、PPPoE収容ルーターが複雑な処理をする関係で、高速化すればするほど設備を増設しなければならない状態となり、場所も占有してしまうので、限られた敷地内にしか設置できないNTTビルの中にそんなにも多く設置できないためです。
また、フレッツに関してのみ。仮想通信業者があります。
これらの仮想通信業者は、あくまで安価でフレッツの回線を間借りしているに過ぎないので、フルスピードは出ません。(しかし携帯電話のMVNOよりはずっとましです)
あとは、プロバイダとセットにして、より安価なサービスを提供しているぐらいです。
関係ありませんが、インターネットのサーバー類は主に東京~大阪の間に集中しているので、
あまりにも地方の東北地方の田舎以北、もしくは、熊本以南は、光回線自体一応1秒間で地球を7週半できるものの、中継ルーター等を多数経由しないといけない理由や、人口に応じてバックボーンが細い等の理由で、どちらにせよ遅くなってしまうのは確かです。
ただし、インターネットとしての光回線には限界はあるものの、光ケーブル自体はかなり帯域があるものです。それを利用して、固定電話並みの品質の疑似固定電話(ひかりでんわ)やテレビサービス等も実施しているのもあります。
試しにフレッツテレビで計算してみたのですが、4K/8K放送しているのが既に22チャンネル(8Kは4チャンネルとして計算)、スカパーだけでもどう考えても150ch使用しているので
一般的なテレビのビットレートが地上波で13.5Mbps、フルHDで15Mbps、4Kで60Mbpsと考えると既に戸宅まで5Gbpsがかつてから引かれていたことになるわけです。
ただしこの5Gbps分はNTTビル→戸宅への一方的通信のみですので、他の回線に対しても同じものを流すことができるため、テレビ分の通信回線量はすべて共有できることになります。
また、NTTや各種業者の方針で、メタル回線や交換機をできるだけ排除し、できる限り光化、IP化したいという目論見もあり、実際に固定電話のIIP化が2024年1月に開始されます。
え?固定電話がIP化されると?
固定電話では通話距離に応じて交換機を通過するため、遠くなるほど電話料金が高くなりますが、IP化となるとそのようなことがなくなり、直接基地局と基地局の通信となるため、全国一律の8円(税抜)になります。
ちなみにこの料金は光サービスの疑似固定電話であるIP電話にも既に採用されている料金です。
ただし、固定電話がIIP化されたことによって、メタルケーブルが撤去されることはありません。
メタル回線を使用しつつ、NTTビル内でIP変換装置を経由することで実現することですので、既存の電話機を変える必要はありません。
そのおかげで、通話先に応じて、より安い回線を利用できるサービスが無意味となってしまい、これを自動化するマイラインのサービスも何らかの検討がされる見込みです。
うーん、いったい電話の回線ってどうなってるの?
あくまで固定電話だけの話です。
メタルケーブルを地域毎に何百、何千本も設置して、地域間を通した
↓
電話回線自体を光ケーブル化し、1本の光回線に対して固定の回線数を設定していた
↓
(現在進行中)NGNというネットワークを利用し、IPV6を利用したIP化。光回線自体の容量が大きくなっているので、1本の光回線に対して回線数を設定しておらず、実質上無制限の通話が可能
※今基幹の光ケーブルとして10Gbpsや100Gbpsがありますが、もともと提供されていたISDNの回線を考えれば64kbpsあれば十分で、技術向上によってそれよりもビットレートが少なくて済むようになっていますので、実質上1本の光ケーブルで単純計算で16万5千回線とか165万回線とか同時に通話できるのです。