みのむしクリップ
最新記事 by みのむしクリップ (全て見る)
- 秋はマロングラッセ - 2024年10月30日
- 働けど働けど、貧乏な人生 - 2024年4月23日
- 2024年は戦時中 - 2024年4月23日
- ■技術部の壺の中 – Vol. 131 [SONYも木から落ちる] - 2023年3月16日
- 旅するニート – [弘前市内] –旧藤田家別荘 - 2023年3月10日
最近、飯田橋の近くに行くので、竹書房の近くを通る。ポプテピッピックでは爆破された建物も健在で入り口にはメイドインアビスのポップが飾ってある。
その刷り込みで何気なくアニメと今発売されているところまで読んだ。年一冊ペースの発売のようだから、次刊は一年先だろう。
印象は気持ち悪かった。
でも、それはテーマの本質ではないだろうけど。無形的な気持ちの悪さだ。
一般的な話、
満たされないものは欲求を満たすために動くが、自分で変えられないので、変えてくれそうな「もの」に近づく。
それが人か物か、さまざま。
そうして、結局変わらないことに気がつき、元には戻れない絶望を感じる。
戻れないそれは、時間か場所か。
絶望を感じたあとはそこに甘んじるか消えるか。
アビスの中に、さまざまな選択肢があるように見えるが、それはいずれも絶望なんだ。
アビスに打ち勝って得られる希望はない。あるとしても、達成感のみ。
自殺のようなもの。
それを知っていて、どこかに希望があると感じ、進む。
まるで、今の自分の生活みたいじゃないか。
変わりはしない。
自分でなにかをなし得ない限り、旅をして環境が変わるはずはない。
旅をやめて問題に向き合わないといけないんだ。
対価という誰かの「ほどこし」ではない自分の収益で、なし得るべきことだと思った。
対価は「なにかを行ったから、報酬をください」。
それで必ずしも労働がお金に変わるとは限らない。
それもその実、他力本願で、相手が納得して支払うとは限らない。
世の中のできる人は、相手がお金を差し出しに来る。
事業が成功しても失敗しても。
そういう人が「アビス」という成功者になるんだろうな。