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大きな時計の建物は、時計博物館。
松本にある博物館だ。
時計と言えば幅広い。説明が入ると日時計とか、
水時計、火時計、砂時計、腹時計・・・いろいろ。
だから、はじめから機械式の時計の博物館といきなり
初めて良いのでは無いかとも思う。
だって、博物館、時計と言ったらおじいさんの古時計。
それは、クォーツでもG-shockでもない。
歯車と、振り子とゼンマイか動力がある時計のこと。
日本での始まりは、文明開化の明治からだから、
時代はそれほど古くなく、
そして、すでに無くなっている。
和時計は、生産スピードや文字盤の関係で、明治に入り
すぐ消えたらしい。
だから、機械式の時計は明治に爆発的に増えたようだけど、
明治30年代後半に生産場所は、名古屋と東京に集約され、
大阪は衰退したみたいだ。
音が鳴る時計は、フクロウ時計と鳩時計、カッコー時計など。
鳩時計は、鳩なんだけど、「ぽっぽ」とは鳴かない。
やっぱりカッコーって鳴いている。
ドイツのカッコー時計と日本の鳩時計、二つ並んでいるけれど、
やっぱり二つ並んでカッコーって鳴いてる。
館内の方の話だと、どちらも2種類の笛を使ってならして
いるので変わらないらしい。
日本ではカッコーは閑古鳥をイメージするのでNGだとか。
また、時計の下に動力としてある『おもり』が有る時計は、
日本で販売禁止だとか。
子供がぶら下がってけがをするから、販売禁止になったとか。
日本では、飾りとしてプラスチック製のダミーのおもりタイブが
有るぐらいらしい。
子供は世界中にいるのに、なぜ日本だけ??って気がするけれど。
振り返るとゼンマイで動く時計は、結構最近まで目にしていた。
ゼンマイを毎日巻かないと止まってしまうけれど、
電池で動かさなくても習慣化すると面倒ではないのかもしれない。
時間がずれる事は、電池の時計でもずれるし。
ゼンマイ式は一日に2分はズレるけどね。
なんでそれで煩わしくないかと言えば、
僕らはすでに結構正確な時間を持っている。
スマホとか、テレビの表示とか。
共通で見ている時計は、ただの二次的な表示装置としての
認識だから、容認が出来るんだと思う。
絶対的な時刻を依存していたら、多分、ズレると言う事に
容認できないと思う。
蓄音機もいくつか置いてあった。
縦振動、横振動。
ロウ管を差して使うタイプは、縦振動タイプの蓄音機だ。
今のレコードは横振動。横に振動した針を横に振動する
パンタグラフに取り付けて、ラッパの所に音を伝える。
振動する方向が決まっている。
でも、CDさえ消える可能性のある時代に、そんな思いは
意味が無いのかもしれない。
アンプの種類とスピーカーの動きとそう言うこだわりは、
時代時代にあり、それを否定べきじゃ無いんだろうな。
逆に、カードゲームのデッキの組み方なんて、知らないし。