技術部の壺の中 — Vol. 64 [DNA2の叫び]

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

AIの話をすると、シンギュラリティという言葉を同時に聞く。
—-
シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人工知能が発達し、
人間の知性を超えることによって、人間の生活に大きな変化が
起こるという概念。
—-
らしいが、これが起こるのが2045年とかといわれている。
AIを考えるとそう言うことかもしれないけれど、
AIが人を超えるってのは、人基準の話で、
人の思考を模倣した場合にその時間軸が存在すると思う。
AIには、機械学習的な手法で人間の考え方をプログラムする
事も含まれているが、そこから派生した自己増殖のプログラムか、
それとも人が作ったプログラムが人の思考より高速に判断するので
人を超えるのか、いずれの事を言っているのかはまだ理解できて
いない。

ただ、進化の特異点は、先行した人を後ろから矢で打ち抜けない。
アキレスのパラドックスは、時間軸に沿って計算すると言うことを
無視した考え方だ。
鶏が先か卵が先か、卵と鶏の間に育つと言う時間軸の違いがある様に
先攻した物をなぞるだけでは、その種を出し抜く力、
[突破特異点]を超えることは出来ない。
進化の歴史は、常に過去に分岐した種が独自の変化をして、
気がついたら隣にいた!!!って感じで、追い越される。


この[A]の魚が生物が進化した先に[B]の爬虫類がいるのではなく、
それ以前に分岐した違う形態で進化した生物が超えていく。
[B]のハイパー爬虫類に至る前に哺乳類は[C]で分岐して、
その後、人へと進化していく。
そのため、[B]の爬虫類は体温調整も出来る。
[C]の原始の爬虫類から分岐したので、哺乳類の多くは先祖の
爬虫類の影響で、ほとんど色が分からない。
そこから、進化して[D]のチンパンジーぐらいから色が分かるように
進化して、人間に至る。
人の思考でプログラムを組むのではなく、ブログラムが違う思考で
自分を作り替える時に、新しい思考は生まれると思う。

プログラムは間違いが無いとか、機械と人間の違いは、ルールを
守るか守らないかだといわれたりするけど、そもそもプログラムの
処理が間違って暴走すると、リセットを掛ける仕組みになっている
から、ルールから外れないように動く仕組みになっている。

これが、今後のAIでいろんなケースを学習していくようにすると、
同時に進行しているもう一つのプログラムが、別な処理を監視して、
ルールと違う動きを学習すべき行動として採用したら、そう言う
プログラムは、ドンドン予想しない方向に進化すると思う。
その内、個体ごとに、違う結論を導き出すプログラムも現れる
かもしれない。

関連ブログ
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