技術部の壺の中 — Vol. 45 [AIの人格-Vチューバー]

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主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。
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写真は、みんなのアイドル「カスタム君」

NEET株式会社が対象にしている業務は「すべて」だ。
レトルトカレーや占い、音楽や映像、ゲーム、数学、統計
などなど、すべての興味の対象が、事業として成立する。
会社のブログも、それらが混在した話題で盛り上がる。
そうすると、会社として一つの人格が、複数の話題を
話していることになる。
これは普通の話。
見る人たちは、この会社に複数の人がいて、様々に書いて
いることを想定して読んでいるはず。
だから、全面の顔は一人でも良いはず。
その一人が、自分にあった話をしているだけで、同じ顔を
している人が他人には全く別の話をしている・・・なんて
気にしなければ、その人格は、常に自分だけのアイドル。

複数人で製作される集合体のブログに
存在する個体と言うか人格は、
一つなのか複数として見えるのか。

それって、バーチャルアイドルと関係があるし、
AIの存在にも関係があると思った。
アイドルや芸能人のキャラ付けは、様変わりを繰り返し、
最終的な所に落ち着く。
グラビアアイドルから次は何になるか、バラエティーか
司会か、映画か、舞台か、なんて選択で固定化されるけれど、
バーチャルアイドル、Vチューバー、AIキャラは、
そもそも多重人格OK(ただし、限定的)の世界。
言い換えると、同じ顔をした複数の人達、という概念だ。
五つ子みたいな感じだけれども、一点違う事は、
みんなが知ってるキャラクターだけど、自分は一人しか
知らないというところだ。

ちょっとわかりにくいので、置き換えて話すと、
ニートなので、銀座事象は分からないけれど、

銀座のパブにお気に入りの女の子がいるとする。
彼女は、自分が指名したときは、自分と楽しく話し、
「あれ、なんかこの子自分に気があるんじゃないか??」
「今度、アクセサリーや鞄の一つでもプレゼントするか??」
って、良い感じになったけれど、
「凜々花さん、3番からご指名です。」
って、言葉と共にどこかに消えていく。
–この間、違う人と同じように対応してる–
いつ、戻ってくるのかなーって、思いつつ、ヘルプの子と
話して、そろそろ帰るかなーってところで、凜々花さんが
戻ってくる。見たいな対応だから、その実、凜々花さんは
すべての話題に精通していてもおかしくはないはず。
ただ、自分以外と対応していることや、自分と同じ時間に
違う場所に存在していることを感じさせない。

整理すると、いくつかの要素があると思う。
・すべての「凜々花さん」が、同一であっても良いと言うこと。
・「凜々花さん」は浮気をしない。
→他人には見向きもせず、自分だけを見ていてくれる。
・自分のことを忘れない。
・他と「つながり」が、あることをマスクする。

「凜々花さん」は、自分以外のことを知らない、と
思わせることで、独占したい心理が満たされる。

アイドルというと、
「みんなが知っていて、みんなが好き」
という今までの概念だけど、「凜々花」モデルの場合は、
「みんなが知っていて、私だけを好き」
というパターン。
多分気がついていると思うけれど、これはアニメの定番だ。
「みんなが知っている」というところは共通している。
この前提が崩れると、「脳内彼女」と変わらない。

みんなに対して共通で話しかける時もあるけれど、
自分だけのアイドルという感覚を残しつつ、見たいな。
アニメ映画「メガゾーン23」では、このシーンがある。
実在していると思ったアイドルが、同時に自分以外とも
話している映像を見てしまい、バーチャルアイドルだった
ことに気がつくという場面。

つまり、そういう状態を確認するまで、バーチャルを
現実と誤解し、信じ続けてしまう可能性がある。

だから、これを極めると、バーチャルアイドルは、
誰もが求める「中庸的な設定」ではなく、
自分だけが求める「とんがった設定」である方が
より陶酔できるのではないかな・・ と。
多様な性格を持った、同一フェースの対象。
なぜ同一(顔)フェースでないといけないかは、
脳内彼女では無いということを肯定するため。

「誰もが知っている」これが、重要なのだ。

その誰もが知っているアイデンティティーの為に
共通した顔が必要。そのキャラが自分以外も知っていて、
存在している事の裏付けに必要。
名前を言えば、同一の人を思い浮かべる為に必要。
つまりは、そのキャラがバーチャルだけど現実に
いるんだという錯覚が不可欠だと言うこと。
暗黙の内に、実在を信じてる。
イメージが共有できたとしたら、形すらいらないのかも
しれないけれど。
なんか、ドロドロな話になってきた。

とにかく、共通で知っている。
その知っている子と自分は最仲良し。
他の人が彼女と仲良しなのは、全く気がつかない。

これが、バーチャルアイドルの重要な要素だと思う。

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