やきそばの唄

The following two tabs change content below.

みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

小学生の頃、学校の帰りに友達の共働きの家に行くと、
決まって、ホンコン焼きそばを出してきた。
(ホンコンじゃなかったかもしれない・・・)
鍵をクビからブラさけていて、市営住宅の扉を開け、
ホンコン焼きそばの袋を開けるところから始まる。
生きるテクニックを持たない小さな僕らは、
その行為が、友達が帰らずに家にいる条件として、
単純に記憶にすり込まれていたりかもしれない。


北海道のさびれた街の人たちは、貧しく、
共働きが多かった。
結婚して、離婚することも多いけれど、
子供達は、その環境を受け入れるしかなかった。

私の母親は、やっぱり働いていたけれど、
家で仕事をしていた。
いつも、親が家にいた。
待つ人がいる家に帰るのが、当たり前だった。

子供達だけの家は、管理もされないので、
仏壇のロウソクをいじり、火事を出す家もあった。

いま、日本は共働きを進めているという。
それは税金がたくさん必要なのかもしれないけれど、
幸福に近づくのだろうか。
現に日本の幸福度は、ダダ下がりだ。

お金をがなぜそんなに必要で、
集めたお金がどこに消えていくのか、
それが子供たちの幸福につながるのか。

それほどお金を必要と感じない子供達は、
本当はつつまれるべき手の中から
出されていることに、幸福を感じることが
出来ているのだろうか。

スポンサーリンク