技術部の壺の中 — Vol. 15 [リチウム電池 – うっかり直したiPod]

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主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。
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リチウム電池の不具合で、購入したジャンクiPod。
分解するだけなら2000円も高く感じたけれど、実際の調査は重要。
と、自分に言い聞かせて購入。
その後、部品って売っているのかと思い、くぐったのが運の尽き。
液晶とかの部品が意外と売っている。あーー、後は崖を転げ落ちる
ように部品を購入してしまった。
iPodの不具合は、次の3つ。
・バッテリーが多分ダメ。
・液晶が破損してる。
・ホイールの真ん中のボタンが押せない。
部品があるんだ・・・って見ていた・・・
気がついたら、うっかりポチっていた。
ヤバい。買ったら修理しないと。
ということで、修理してみた。

バッテリーは、なんとなくあっていそうな物を購入。
液晶も5世代のものが売っているので購入。
この部品を交換すると、修理は大体終了のハズ。
まあ、問題は開け方だけど、金属ケースが爪で
プラスチックに引っかかっているので、ブラスチックは
かけやすいよ。コツは、時計やガンプラを分解するときに使う
金属のへら。
へらで金属ケースにすき間を作って、そこに薄いカードを
差し込む。テレホンカードが意外といいけど、今や入手が
難しい。トランプとかが柔らかいけど、代用が出来る。
52枚もあるから、使い放題。コスパもいい。
すき間から差し込んで爪を外す。一枚でやるのではなくて
複数枚を場所毎に使う。カードは外れるまで差したままにする。
矢印の爪をはずそう。両側。


ケースを開けたら、フレキシブルケーブル(FPCケーブル)を
切らないようにゆっくり開ける。
L字に曲がった部分が、応力が掛かりやすくちぎれやすい。

後は、横のネジ6本外して、フロントのカバーを外すと、
ホイールスイッチが外れる。
中央のボタンが押せないのは、センターゴムの固定用接着剤が
溶けてずれていたため。
固定し直して解決。

後は、液晶画面とバッテリーを取り替えておしまい。
これは、外してつけ直すだけなので、簡単。
注意は、フレキ(FPC)には、白い線が付いているので、
これを必ず線の所まで差し込むことに注意すること。
コネクターを外した状態で、ケーブルを差し込み、その状態で
白い線まで刺さっていることを確認する。

液晶のフレキ(FPCケーブル)は、0.3mmピッチの千鳥の配列で
これは昔の小型ディスプレイに多用された。
2段階になっているので、差し込みが浅いと、正しくつながらず
動かない。
最近はMIPIの信号になっているので、こんなに本数も多くはない。
フレキに付いている線は、生産する人がフレキの製造元に依頼して
つけている。
製品を作るのは、大抵、素人なので、その人達でも間違いなく
製造できるように、きちんと線まで差し込んで確認する様に
作られている。そのための白い線。

素人でも、製造ラインに突っ込まれて4日も作業すると、
7、8人で1日200~300台は生産するようになる。
そのぐらい生産って単純にしないと、数が稼げない。
だから、組み立てるのは簡単。落ち着いてやれば、誰でも出来る。
と、液晶も復活。出来ました!!
しかし、
ふと、「これ、おまえが欲しいものか!?」と、考えてしまった。
そうだよ。iPodって、聞く分だけをiTunesから持ち出すのが
正しい使い方。
戦艦巨砲の時代じゃない。とりあえず持ってけーじゃなかった。
ううっ。
直さなければ、分解するだけのお金で済んだのに4000円の部品代を
追加で消費してしまった・・・・。よく考えると、もったいない。
重いけど、HDDが生きている間は使ってみよう・・・。
でも、多分、HDDが死んだら、SD化するに違いない。
バッテリーもデカ物に変えると思う。
そう、それはプラモ作りとかと同じ、別なDNAのささやき。

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