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昨年、海の向こうで[Car wink]というキックスターターが始まった。
車の後ろに簡易ディスプレイを付けて、「ありがとう」とか礼を言ったり
する道具だ。(残念なことに、2018年日本でそのままの形で売られた。
英語の表示や、あまり一般的でない表現がそのまま。party timeなんで
米国人だと笑いもとれるけど、日本人に何を伝える気なのって思う。)
日本だけでは無く、世界中が車越しのコミュニケーションに震えている。
日本でも今月初めに、あおり運転の裁判が始まったばかりだ。
こういう社会的な要求に対して、メーカーは物を売るため、必死になる。
それが社会的な改善をもたらすことにはなる。
でも、いろいろと面倒も多い。
一番の問題は法律。
警察の関係者は、安全がどうのこうの言ってくると思う。
それに対して、やや疑問がある。安全かどうかは、私たちが判断することだ。
警察は、私たちが作る法を守るためにあるので、安全かどうかの意見自体、
求められてはいない。安全であるかどうかは、警察関係者では無く、
国民の立法関係者から意見が出されるべき話。
そもそも、車そのものが安全な物では無いのに、何かを付けると安全では
ない、という部分が、うつろな存在。安全とは決していえないところが
ミソだ。
究極は、車にいながら声をかけられる仕組みがあれば良く、
ドライブレコーダーとセットで車には標準装備して欲しいけれど、
今度はそれを使って文句を言う人が現れるかもしれない。
結局、どこまでいっても自由にはなれず、わかり合えず、
自主性よりも、縛られた中で制御されながら生きていくことを
人は、無意識のうちに選択してしまっているのかもしれない。