技術部の壺の中 — Vol. 02 [倒産の理由 – 日本の衰退とワールドワイド]

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

日産のゴーン社長の逮捕劇から時間が経って、日本に向けて世界から
バッシングが届く。
・留置が長い
・設備が貧相だ
・そもそも犯罪ではない
などなど、
日本の法律では申請漏れは100%クロなので、申告違いの事実があれば
NGだ。日本のルールだから海外から言われることに意味が無いし、
別に1000億もらおうが、一兆円もらおうが、そんなことを問題にして
いない。ただ、
海外から問題視されて、海外から言われると、なんかしないと、
そう思う部分が、日本人のもっともだめなところだ。
—- だめなら、もっと以前から変えれば良かったろう —-
・留置が長い なんて、みんな感じていたことだ。
でも、変えなかった。日本の法律も何もかも。
交通ルールも、自転車と車、原付のスピードが違う物が走向して、それにより
事故が発生しているのに現場の警察官は、「注意が足りないからだ。」と
コメントしている。問題に一番気がつく立場なのに、万人が対応できる仕組みに
変えない。でも、ほかからの力に容易に屈服する。
ほかの国は真逆だ。日本が世界標準から遅れるし、かといって日本だけ特別な
存在にもなれない。容易に屈服するから。そもそも固持する強い理由もない。
気高い意志は無い。

日本の工場も似たようなものだ。
中からの言葉は聞かない。
だから外からの力に容易に改革されて、つぶれる。
問題が残っていたから、他人が見てもその問題に気がつく。
そして、当たり前のように改善する。それは、そんなに難しいことでは無い。

日本は、昔からザウルスというPDAがあった。Faxも送れた。
カシオペアがあった。WindowsCEが動いた。
でも、クリエやスマホに容易に負ける。
世界標準のためにオープンではないし、かといって自分のシステムを熟成した
わけでも無い。ただ、みんなが新しい物に乗り換えただけ。
ホリエモンがスマホをやりたいと早い時期に考えていたという。
でもそれは、アップルのニュートンが出た後か先か。
ニュートンの手書きの技術をザウルスが継承、それも今思えば、タダの乗り換え
なのかもしれないと思う。

ないない、だめだめといいながら、当時の私もタダ電車に乗っていた一人なのだ。

だから、日本が現在進行形で沈下していることにも、きっと本当は、
気がついていないのだろう。

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