梅雨はあんまり好きじゃないけど、紫陽花が咲いてるのを見るのは好きです。
なんとも夢のような色の鞠のような姿を見るとまた一年が巡って来たんだなと感じます。
色を観察したりぽんぽん手で触ったりと紫陽花は色んな愛で方があるなあと思いました。
そんな事に思いを馳せながら去年の今頃のことを思い出していました。
一年の間に随分色んな事が変わったなと、やっぱり未来とは自分で考えてたのより全然違うけど後悔はないですね。
学生の頃から「所属したくない病」が自分の中にあり、それは社会人になってからも消えませんでした。やっかいな病がこの他にもあり私は大多数の人間が好む事象に関心がなかったりするせいで随分誤解・うっとうしい思いをしました。
どうやら少なからず人間というのは、自分と違う考えなどこの世にあるはずがないと決め付けている節があるとこの頃学びました。
そんな輩を側に置くくらいなら私は一人でいい。でも最初はそんな風に強くなれなかった。
皆に合わせられるように立派になって親の喜ぶ顔を想像し、そういった事に試みてみました、が!何をどうやっても上手くいかないのです。
頑張って頑張って私は心をすり減らし、しまいには円形脱毛の症状が出始めました。
完全に行き詰まり友人に泣きながら電話をしていた時に何かが吹っ切れました。
自分を殺した先に未来は無いと身体で理解できた瞬間でしょうか、そこから円形脱毛はみるみる回復しました。(駅とかにいるバーコード頭のおじさんを真似て通勤電車の中でも横の髪で頭頂部を隠す技を会得して安心したのもある。)
ともかく悪いほうに考えても仕方ないし、人に合わせて作られた幸せに自分を当てはめる事はないと徐々に理解し心の流れるままに行動していきました。
今曲がりなりにも占いをしているのもその結果でしょう。
実は子どもの頃なりたかった夢の一つでした。常識とか人の目とかに晒されて随分長い間忘れていたけど、本当の自分の願いは決して無くならないのだなと思います。