年末の出来事とサンタの行方

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

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去年のメモ帳に『9月26日に日が短く、外が寒くなってきた。』って書かれてあるのを見つけた。9月末はまだ残暑が厳しく暑いイメージを持っていたけど、やっぱり毎年かわらず、秋はくるのだ。
秋分の日9/23あたりが昼と夜の時間が等しくなるときだけど、実際の感覚では6時前には暗くなる。
関東は明石よりずれているから、20分ぐらい日の出が早い。
だから、必然的に日の入りも早くなる。
時刻と比較して関東は日が短くなったように感じる。

10月になると街はハロウィンの飾り付けをあちこちで目にする。
大抵、カボチャ、お化け、死神風なキャラクターの3点セット。
これが終わると次はクリスマス。
ハロウィンはお菓子で、クリスマスはケーキとプレゼント。
年末は忙しい。
北海道では、8/7の七夕の日にハロウィンに似たことをして家を一軒ずつ訪問して、お菓子をもらうイベントがあった。東京みたく仮装するだけではなく、仮装は無しでリアルにお菓子をねだる。
当然、歌も歌う。
トリック・オア・トリートではなく、「お菓子をくれなきゃひっかくぞ」みたいな歌を玄関でみんなで歌う。
そうすると家の人がお菓子を持って出てるという仕組みだ。
要求するのは、ロウソクだったっけ。

でもやっぱりハロウィンよりクリスマスの方が子供達には嬉しいと思う。
仮装より、プレゼントがもらえるから。
「おまえ、いつまでサンタ信じてたぁ?」
と、言われても、サンタはそもそも信じていない。
クリスマスの日に枕元にプレゼントが置かれているよ、と親とかから聞かされて、実際に朝起きたらプレゼントが置いてある。
その発動条件は、
『(親にとって)良い子でいると』
ただの刷り込みでしかない。

パブロフの犬と同じ。
そう、手なずけられている本人には自覚がない。
クリスマス = プレゼント なので、持ってくるサンタの存在なんて、気にしていない。
パブロフの犬は、ベルを鳴らしてエサを与え続けると、ベルが鳴っただけで唾液がいっぱい出るようになると言う刷り込みの実験だ。
もし、パブロフの犬が自叙伝を書いたら、
タイトルは「僕はなぜか、よだれが出る」だろう。
よだれが出る理由は、本人には良く判らないんだ。
ベルの音 = 美味しい食べ物

だから、サンタを信じていたかって聞かれても、
「俺、サンタ、信じてたっけ??」
って、思うだけ。とりあえず空気を読んで10才ぐらいまでって答えとく。
自我と自覚の境目は大体10才ぐらいだから。
で、この関係が全く無いパブロフの犬の連鎖をいつまで続ければ良いかって話だけど、そもそもベルと食事は別次元だから、パブロフが実験をやめた点で、意味を失う。
でも、条件反射という習慣が残った犬は、しばらく後遺症に悩まされる。
親も始めたは良いが、やめどきにこまる。
クリスマス=プレゼントは、親子関係の信頼で成立したりもするから。
はじめから、そういうつながりを作る必要も無いんだけど、一端出来たルールは、無くすることも難しい。
だから、サンタの存在とは関係なく、プレゼントは続く。
サンタ信じる、信じないは、そもそも存在してはいない。
プレゼントが無くなると、クリスマスとしての行事に意味が無くなるので、クリスマスそのものも重要とは思えないから不思議だ。
『クリスマスは、平日』
っていう、シングルの方は多いと思う。
それでも飾り付けはサンタさんがメインだし、クリスマスのメインはやっぱり、ケーキとプレゼントだよな。
なんか、肝心な崇高な存在を忘れている気はするけど。

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