旅するニート – [小樽] –カトリック教会

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

小樽にはいくつかのカトリック教会がある。
多分、ほとんどがローマカトリックだと思う。
一部はプロテスタント。小学校の級友の家は、プロテスタント教会だった。
ギリシャカトリックは良くは判らない。
函館や道東で、たまにギリシャカトリックの特徴的な十字架を目にする。
横棒が3本の十字の教会が建っている。
小さな十字のクロスした部分に「輪」がついているのは、ローマカトリック。
小樽は、内地(本州)からの移民が多いので、ローマカトリックが多いのかもしれない。ロシア人がいたところは、多分、ギリシャカトリックになると思う。

函館山に向かった坂道に、
ギリシャ正教会、ローマカトリック、プロテスタントの教会が段々に建っているらしいけれど、小樽にもよく見ると、それらが混在して立っている。
北海道は、アイヌ民族、本州での同和問題で移住した人、旧幕府派で逃げた人、天災で家を失って新天地に来た人、政府開拓関係の人、商人など、様々な人が移り住んできた。日本の中でアメリカに近い感じだ。
ロシアとの貿易もあったので、ロシアの木材運搬船も良く来る。
キリスト教にしても、争わずそれぞれが存在できる程度の自由があったのかもしれない。
現に、最近、アイヌ民族としていろいろイベントがあったけれど、昔、アイヌの人達を意識した記憶が無い。
勿論、ピリカの歌を歌い、アイヌ語の本を見たり、ムックリをならしたり、昔、アイヌ民族と和人が戦い、アイヌの人達を殺したって話は、小学校で習うぐらい知られている話だ。
だからと言って、アイヌを差別する事や毛嫌いすることは、子供の頃からなかったと思う。
むしろ、今になって、松前藩に干渉した仙台藩が、道東でアイヌ相手にひどい事をしていた。松前藩は割りとアイヌ民族と仲が良かった。と言う事を知ったぐらい。
そして、仙台周辺にいた私の先祖は、幕末に屯田兵として北海道に来たと言うから、それはそれで複雑な気持ちだ。
結局、人はぐるっとつながっているから、今ここにいる人たちが手を取り合わないと、何も解決はしない。
信条や宗教が違っても、互いに受け入れないと、不幸な戦いは続いて行く気がした。
とにかく、キリスト教でもない私は、いくつかの違うしきたりの教会で遊んでいた事を思い出した。
[小樽港が見える地獄坂の手前にある教会]

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