トーマスと始める新規事業

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みのむしクリップ

みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

新型コロナショックの中、ニート株式会社の説明会が無事終了し、5月末日の受付終了が最後のチャンス? かな。
説明会は、非常事態で集まれないからネットでの配信。
会社の熱い熱気みたいな物は感じられないかもしれないけど、何かをつかむことが出来たでしょうか。

NEET株式会社募集

ニート株式会社に入ると言うよりは、すでに活動をしている人達とjoinして仲間になりたい・・・って、思いから始めた方が正しいのかもしれない。
ニー株に入ると、そこに何かがあるかもしれないと思うけれど、入社自体は会議室の中に入るだけの行為に近いと思う。
ニー株という建物の中には、特に何もない。
掲示板に張り出された紙があるだけの建物と思った方が良い。
そこで行われているイベントは、今活動している人達が作り出している事だから、その人達の後を追いかけた方が、きっと問題も少ない。
そのステップとして、ニー株に入るという動機になるかなと思う。

個々に盛り上がるしかないってところで、それは以外と厳しい。
でもね、希望的観測で仲間が集まれば、きっとこんな感じになるのかなぁと、思いを巡らしちょっと書いてみました。
熱いニー株の事業内容(妄想)が伝わると幸いです。


本作品は完全なフィクションで、作中で使われている固有名詞、名称、愛称はすべて現実社会とは関係がありません。切り離してください。また、すべての方に対して不利益になる一切のことを意図していません。


とある仮想のNeet株式会社では、
会議室のなかで、四半期の業務計画会議が始まっていた。
「ちまたじゃ、ウィルスの影響によって大抵の活動が抑圧されています。」
「ニー株だって例外じゃなく、活動の制限はすべきでしょ。」
「何かしようにも・・・何も出来ない。」
「まだマスクが足りていないって言うじゃん。マスク量産するのは。」
「マスク量産って、材料がないし・・・。」
と、意見が分散しながら、なんとなく今日の議題の四面楚歌が見えてきた。
もう引きこもるしか無いかな・・・とぼんやり思い始めた時、声が上がった。
「ウィルスって、加湿に弱いって聞いたけど・・・。」
ただなんとなくつぶやかれた言葉は、閉鎖的で重圧な雰囲気を一気に洗い流した。再び会議室に熱が流れ込んだ。
「じゃ、加湿器を大量生産して、」
「いや、先週、電気屋で加湿器見てたけど、全然売れてないって。」
「レンタル加湿器を宅配便とか?」
「レンジでチンして、加湿グッツとか。」
「いっそ、スチームを宅配しよう」
『スチーム』!!その言葉に、会議室のメンバーは心を打たれた。
スチーム、なんて良い響きなんだ。
スチーム、それは希望と
スチーム・・・サウナで整いてぇ。
おのおのが身勝手な妄想を膨らまし、それはスチームのごとく会議室に吐き出されていく。もう止まらない。
「社会には、仕事とスチームが足りない」
キャッチフレーズとともに、暴走機関車できあがだ。
スチーム宅配プロジェクトに向けで、一気に始動しだした。
Q.「ウィルスを押さえ込むには?」
A. 「環境湿度、60%以上!!」

Q.「スチームの適正温度は?」
A. 「室温18度、35m^3の時、120度以上!!」

Q.「水タンクの大きさは?」
A. 「100部屋対応で、3.5t!!」

Q.「ボイラーの燃料は?」
A. 「松根油、廃サラダ油、廃油、うまい棒!!」

Q.「おやつは?」
A1. 「500円まで!!」
A2. 「死ぬほど詰め込め!!」
などなど、斬新なアイデアが出されて、ついに自走式スチームマシーンN-1が発案された。デザインの見た目は、品川に眠る7号蒸気機関車に近い作りだ。
車輪の代わりにスチールワイヤー入りノーパンクタイヤを装着し、道路を走行できる。
しかし、致命的な壁ぶち当たる。
蒸気機関車に無くて、車にある物・・・それは、方向を変えるハンドルだ。
敷かれたレールを走るものには、自ら道を選択するというハンドルが無い。

油圧ジャッキをスチームで動作するように改造し、左右の胴体の下につける。スチーム駆動のジャッキは地面と触れる部分がソリのような形状になっていて、車輪を浮かせ、対地圧を分散させて横滑りするような構造になっている。
走行中、曲がりたい方のジャッキを下ろすと、車輪が地面から離れ、そこを軸にして車体が回転する仕組みだ。
ソリの裏には皮が張ってあり、横方向に滑りやすい微妙な加工がされている。
装飾加工や皮製品加工が得意なニー株の職人がその加工をした。
これで、どこまでもいける!!
社内は、よりいっそう加熱する。
それは『ものづくり』の範囲に留まらない。
「やっぱ、こうシュッと高速スチームを吐き出せるように二重加圧装置をつけたら。」
「複数の管をまとめて、集合管のようにして出すとか?」
「回転式のタービンをつけて、ジェット式にするとか。」
「おお、『ジェット・スチーム・アタック』と名付けよう。」
と、ネーミングも次々に提案されていく。

宅配チームの結成も進む。
レンタルニートの業務ルーチンを元に受付から予約配送までの業務フローとシフト作成を行う。更に、「チーム・スチーマー」のロゴ入りユニフォーム。
車両の前部には、巨大なニート君ロゴ。
デザイン部の宣伝の進行も怠らない。
3人一組のチームは、二人がスチームホースを運搬して、一人がボイラー操作を行う。
「シミュレーションしようぜ。」
作業フローに則った練習が始まった。
「俺がスチームドレインにホースを差し込む。」
「俺が室内にホースを持ち込む。」
軽快に作業ができるまで、何度でも練習だ。

「それでスチームマシーンのできあがりは何時。」
「試作1号のできあがりが、4月末、連休前。試作受取り次第、ボイラー加熱試験とスチーム供給試験を3日間で行い、走行テスト4日間、連休明けに試作工場に戻して、ボイラーの臨界負荷試験を行う予定。」
「了解!!」
技術部の作業も抜かりない。

「で、使う水の件だけど・・・」
「やっぱ、あれ、行きますか?」
スチームは動力にも使うとは言え、お届けするそのものだ。品質にはこだわりたい。ニー株で都内に配達されている飲料用ミネラルウォーターを使うか、議論が数回上がっていた。
「やっぱり品質にはこだわりたいから、ここは良い水を使うべきだ。」
「いや、そうは言ってもコストが馬鹿にならないし、水は加熱されるから水道の軟水の方がボイラーを傷めない。」
「配達している水も軟水に近い。」
焦点は、供給量とコストが問題だった。
この議論は決着がつかず、8週にわたり続いた。
解決策も見えない。
妥協案が見えないまま、時間だけが過ぎていく。
・・・妥協案?? そもそも、妥協なのだろうか。
「融合しちゃえば、いいんだよぉ。」
またもや起爆剤発言で、場は一気に加速した。
「水をスチームマシーンで配れば良いんだ。」
「ついでにホットドリンクも売ろう。」
「いや、スープにしよう。」
発案よって、人員を2名増員して、スチーム班3人、配達班2人の複合構成で進むことが決まった。

「ところで、燃料は?」
「ボイラーの良いところは、燃料を選ばないところだ。」
「石炭から廃材まで、燃える物は燃料になる。」
「廃屋を探して廃材を燃料にしない?」
燃料は、複合材を一定の大きさに練り固めて、作る事になった。
それをチタン製スコップを使って、ボイラーに投下する。

蒸気機関車の時代は、配炭試験として時間内に均一に石炭を入れる作業が求められたが、今は燃料が違う。
複合材は燃焼しながら適度に空間を確保するため、空気の流れが自然と出来て、完全燃焼に近く、煙の少ないクリーンな燃焼材として良い結果をもたらした。
日頃からたき火と仲良しなアウトドア関係の部署が、経験則から作り出した複合炭は、それ単体で販売もされることになった。

「当然、名刺も必要だろ。」
「ああ、俺がデザインするぜ。」
名刺作成部署が名乗りを上げる。
そのまま作業者のメンバー証にもなる顔写真入りだ。
と思えば、顔の部分はシールになっていて、はがすことも出来る。
その場合は、QRコードが出てきて、ニート株式会社に問い合わせが出来る仕組みになっていた。

さあ、準備は整った。
いけーぃ!!!
首都圏中の求める人に向けで、スチーム便の出発だ。
事前予約で一番多かったのが、宅配サウナ案件なのがちょっとあれだが、スーパー銭湯が閉鎖している今、『自粛でたまらん!!』要求は、町中にしっかり転がっていた。
そうして、そのお祭りというか、宴は、あじさいの季節まで続いた。


会議室の窓から  見える雨雲。
ぼんやりと、部屋の中であがる。
「つゆですね・・・。」
あじさいの上のカタツムリ。ナメクジ。
しっとりとしたこの時期、静かに生きる動物たちに世界は支配されている。
スチームデリバリーは、冬期までお休みの季節を迎えていた。

勝手に掲載協力
(名称、順位は不正確、掲載認可は確認していません)
・レンタルニート – レンタルニート
・チタン製スコップ – 冒険部
・皮製品加工 – xxxx工房
・名刺製作 – あおxxx
・水運搬事業 – xxxxx
・お酒を飲むグループなどなど
ニート株式会社で活動している方々の作業の一部を参考にしました。

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