卑屈な気持ちとドラゴンと

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

春休みを前に受験生が大学入試に上京する時期が
近づいた。
すでに動いている人もいることだろう。
みんなそれぞれに、目標を持っていると思う。
今時の子供達は、「目標」という達成地点を見据えた
生き方を強く言われているから、自然に身についている
かなと考えてしまう。

自分はどうだ。
学生の時は目標なんて、持っていなかった。
タダぼんやりと進学しないといけないと思い、
そして、何の仕事をするかなんては考えて
いなかった。
電波を受信するアンテナを作る仕事をしたいなと
思っていたけど、そんな仕事ってどこにあるんだろう
って事で忘れていた。
まだ、バスの運転手や新幹線の運転手、
パイロットっていう子供の夢の方が具体的だ。
ところで、なんで飛行機だけパイロットって単語??

・・・話をもとす。
とにかく、生活設計が具体的ではなかった自分は、
今この瞬間も答えがみえていない。

過去に答えが見つからず、間違え続けた者は、
今もやっぱり答えが見つからず、そしておそらく、
未来にも答えは見つからない。
過去を振り返ると、至らない未熟な自分がみえる。
それを糧に今を、未来を、改善しようという試みが
どうして良いのか判らないし、今の瞬間もわからない。
判ることは過去の自分が、失敗をしたと言う事だけ。
そして、失敗した過去を嘆くだけだ。

ハッピーな事を聞くとみんな幸せになる。
だから、できるだけ幸せな事を言う方が、読む人も
幸せになると思う。
卑屈な事を書くと、読む人もおそらくイヤになる。
そんなわけで、「ウツは、感染する」

ウツの由来は、過去の自分。
さらには
脈々とつながる先祖の血かもしれない。

水脈と同じように、地の流れ、気の流れは「龍」に
たとえられる。
なぜ龍なのかは、諸説あって良く判らない。
滝を見ると、「ああ、あれは龍だなぁ」って思う。
龍は竜巻に乗ってやってくるらしいので、雨とも
関係があり、そこから水神信仰が始まったと、
いう人もいる。
竜巻って、そのまんまじゃん。
とにかく、長いつながりは龍として表現される。
龍水、地龍、木龍。人の血脈も血龍といえるのかも。

その龍が指し示すべき道が、見えないのはなぜだろう。
過去という道はあるけど、その道の未来の先が
見えない。
頭をなくしたドラゴンの背にいるような気分だ。
大いなる血脈ではないけど、過去の血脈として
つながる一族の意思は、聞こえては来ない。

そして、迷い続ける。

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タイトルは、映画「ヒックとドラゴン」から??
・・・その通り。

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