宇宙世紀の軌跡-3 – おのれを知れ

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

<前回までのあらすじ>
ボールを作る事にしたが、構造は疑問だ。
エンジンと腕とバスーガーしかない。
無防備な砲台。それがボールの姿だった。


ボールの能力だけど、
攻撃力は実弾でほどほど。
だけど、防御力は、ほとんどない。
オペレーターの正面はモニターではなく、ただの窓だ。
つまり、自分の視力で戦えって事だ。
宇宙規模の戦いに、ランチャーの狙いは視力範囲ってのが野性的だ。
せめて、コックピットは中に入れようぜ!! って、これはよく考えたら、ガンダム史上はじめの事ではないだろうか。
人がむき出し・・・。
すごいな、的にしてくださいって感じだ。
ひとまず、攻撃力、防御力、稼働力、特殊能力、革新性、爽快感の独断カテゴリーで

攻撃力 – 2、
頭上のバスーガーしかない。兵器は別に頭上につけなくても、良いのに、なぜか頭上についている。反動があるから、重心近くが有利だ。
ボールは球体だから、どこでも良いのかもしれないけど、下に推進器があるから、発射の反動と相殺する事を考えると、推進エンジンに近い方が有利な気がする。端にあると、撃ったら回ってしまう。

防御力 – 1
モビールスーツ史上、コックピットの全面にシールド板はなく、クリアな窓だけ。居場所が丸見え、どう考えても最弱という感じだ。
ガンダリウム装甲の一枚すらない。コアファイターやGファイターは窓があるけど、スピードで狙い撃ちされないって事かな。でも、宇宙世紀に狙いもモニターを多用するだろうし、頭上の視界を確保する必要は、あまりない気がする。

稼働力 – 1
小さなバーニアがついているだけ。
移動はそれだけだ。質量が小さいから、バーニアも小さいのかもしれない。しかし可動範囲は広げたい。

特殊能力 – 0
特殊といえば、なぜか前にしか生えていないアームだろう。ミジンコ的だ。
横方向からの攻撃にはめっぽう弱い。しかし、横からの被弾が、ボールの装甲で一番厚く、コックピットを最大限に守ってくれるというのも皮肉な話し。

革新性 – 2
革新性はやや高いな。作業用ポットにも戦わせようという、頭のおかしな戦略が連邦らしい。目視で長距離攻撃が出来る訳でもなく、かといって前面に出たら、ただのマトにしか見えない。まさにその点が斬新だ。

爽快感 – 5
なんせ、外がそのまま見える。
ノーマルスーツのシールドを宇宙で開けようとするカミーユにはお似合いのコックピットだ。宇宙がまるっと手の中にあるように見える。
さすがにMSのコックピットはこんな開放感はない。
当たれば死ぬ。でもその刹那的な立ち位置にしか得られない開放感。
当てたときの波動も全身で感じる事ができる。
反応炉の中性子なんて、素通りするに違いない。

と言う事で、補修ポイントが山積みだ。

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