
みのむしクリップ

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午前、東京駅のホームに降りると、美味しそうな「におい」がする。
東京の駅の中は、お店が多く、改札の中にそれらは存在している。
食事をする所や、おみやげ屋さん、洋服店なんかもある。
でも、ホームにはお店が見えない。すべて、ホームの下に展開している。
東京駅は、ホームの両端の新幹線と中央線乗り場が他のホームより
一階分高い構造で、将来そのホームの高さに床をつくって、店が出来たら、
それもすごいかなと思う。
でも、今も複雑な駅の構成が、もっと複雑に変わってしまう。
宴会場にたどり着けない人が、駅構内を徘徊してしまうことになりかねない。
まるで、ゾンビだ。
昔、札幌駅もホームから地下に降りる階段があり、地下には饅頭や
ラーメン屋さんがあった。今では大きくきれいになったけど、
昔から大きな駅の地下には、そんな魅惑の空間があったのだ。
自動「おやき」製造機とか、そう言う自動機械も多くあった。
今は電子化となんとかで、何でも出来るけど機械的にリズミカルな
動きは期待できない。
なんか、動きが硬く隙が無い。攻撃力が高そうな動作をする。
癒やされないのだ。
ゆっくりと決まった動きで動く。
それは時計と同じように、動いているのに静かでに落ち着く。
そして甘いかおり。
夢とか、希望とか、柔らかい高揚感がこの時代にはあった気がする。
でも、そう言った時代を知らずに、今の子供達は育っている。
社会を変えたのは、昭和の時代に生まれた人達で、平成から
活躍した人達。
昭和のノスタルジーな夢は、伝承していない。
まあ、室町時代が現代に無いのと同じように、
そうやってうつり変わり、社会は塗り替えられていく。
でも、食べ物の「かおり」が与える希望は、どの時代も変わらない。