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みのむしクリップ
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googleマップにゼンリンのデータが、使われなくなっているらしい。
日本の地図が、不正確になるってネットで書いている人もいる。
まあ、地図データを利用して携帯をカーナビとかに使って
いたりする人が多い中、google mapの正確性が下がることは、
ゆゆしき問題かもしれない。
■地図の目的による区分け
地図は、正確ならば正確な方がいいと思われるが、「正確さ」
という概念は人間が信じるか信じないかに左右される。
Bump of the chickenの歌にもあるように
宝の地図を”信じ切った者には”疑いようのない地図になる。
現にヨーロッパ人が日本に始めて来た時代には、様々な世界地図が
あったはずだ。
正確であることを求めているが、より希望が高いものが支持される。
「竜のツノ」とか、「永遠の命の泉」とか、
「黄金の国、ジパング」とか、そう言う記載がわくわくする。
一方で、海底の岩の状態が記された海図は、どこまでも正確で
情報量が多い方が望まれるはずだ。
海流の速度や潮だまりなどの付随する情報も多い方が良い。
しかもリアルタイムな変化に対応できた方が良い。
それはまるで、気象情報を地図にした天気図のような地図が
求められるかもしれない。
従来の概念ではなく、デジタル的な多次元で表現が必要かもしれない。
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しんた君の地図
上の図は、Apple、google、しんた君の地図を示したものだ。
(マップを貼っているので著作関係の問題が有る場合は連絡を)
Appleの地図では、釧路湿原は湖になっているけれど、
googleの地図では地面になっている所は違う。
片方の地図を見て釣りができると思うし、片方の地図を見て
湿地探索ができると考えた場合、実際に行ってみて、
どちらかは、がっかりするはずだ。
一方、しんた君の地図は、どこなのかは全く書いていない。
この地図は起点から相対的な距離と方角で描かれた地図だ。
googleの経路案内と似ている。
ただ、書かれているものから、彼が良く行く公園であることが
わかるし、さらに公園の「木の十字架」を探してしまえば、
いちいち地図通りたどる必要が無い。
ここでの話は、どれが優れているということでは無い。
Appleとgoogleは情報が似ているから与えられた正確さだけに
注力してしまいがちだが、これらの相違はおそらく
「誰に地図という情報を提供する」ことの違いだと思う。
Appleの地図は、不正確だと言われているが、都市部の構成は
それほど間違いもない。
それにappleの方が第一印象で見やすい。
東京で言えば、地下鉄の線路が色分けされていて、
Appleの地図の方が見やすい。。
インバウンド=海外旅行者には理解されやすいだろう。
アメリカで利用した”yelp”、4年前には日本での記載が
ほとんど無かったが、最近、爆発的に記載され始めている。
オリンピックの影響もあるのか、こういったインバウンド対象の
サイトが日本で増殖中だ。
地図も、それに伴って、フラットな情報から偏った情報に
変化していくと思う。
そう言う地図に、住宅の詳細な道は必要なく、
むしろ細い道はできるだけ減らした方が簡潔でわかりやすい。
釧路の北に湖があるかないか、それはその地域がどのぐらい
重要かで、また変わってくると思う。
googleは正確さもあり、今までの紙の地図代わりに使っている人も多い。
しかし、住宅地の通り一本一本まで、googleにとって、重要だと
思っているか疑問はある。
ストリートビューの効果は高く、山道までも事前に知ることが出来る。
擬似的に旅に行った気になることも出来る。
つまりは、本来はそれが狙いではないかと思う。
多くの人が行かない場所のデータまで、正確で有る必要は無く、
必要な人に必要な情報だけを伝えた方が、より価値が上がると
考えると思う。
その地図に、写真や行ってみたくなるコメントを集めて、
googleはその分野で大分成功していると思う。
私がgoogleにアップした、タダの崖の写真が一年半で4万回も
見られていた。ただの崖の写真。理由が分からない。
レンガの積み方がイギリス式だからかもしれないけれど、
『地図+何か』という地図に写真などの付加価値要素の要求が
高くなっている。
実際に社会は、これらの要求に応えて地図を変化させている。
しんた君の地図は、しんた君の宝に興味津々の同級生には、
何にもまして欲しいに違いない。
脱走ゲーム、探索ものは、わざと地図の情報を減らして提供する。
建物内の案内も欲しいから、建物のフロア別の店舗情報も、
地図に含めて提供する。
道路の道案の為に地図をデフォルメして、分岐を解り安く表示する。
案内地図に縮尺の正確さという情報は重要ではないためだ。
海図が進化すると気象地図と合わせて、付随する情報を
リアルタイムに提供し出すだろう。付近を通過する船舶が、
海底ソナーで情報を収集して、情報提供の機関がデータを再構築する。
海図も合わせて修正する、など。
物価指数地図、天気図、人出の状況、交通渋滞情報すべてが地図と
関係があるけれど、地図の高低差や縮尺の正確さは必ずしも
必要が無い時がある。
道が細部まで表記されていて、縮尺が正確な地図は
要求があるので、必要な地図だ。
だが、それが地図のすべてではなく、
正確な地図という表現も怪しい。
■正確さを維持するために
正確な地図を提供する為に必要な事が、更新のタイミングだ。
今は、調べる人が調べているが、人がいるところは人が写真を
撮っているので、使用可能のデータの中から、随時、新しい
データに更新できる様にデータベースをつくり、その中から
必要な情報を抽出して対応する事が進んでいくだろう。
まさに、最近のAIが注目される分野だ。
正確さと、一方ではリアルタイム性が重視される。
提供される人とそれに支払われる対価。
GPSと連動のための道のデータ。
とにかく、多くのデータをドンドン蓄積していくし、
そのデータを誰がどう使うかで変わるし、その地図を
利用するために支払われる対価はどうなるのか、
なぜgoogleはタダで今まで提供しているのか。
とにかく疑問がつきず、思考も膨張していく。
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