みのむしクリップ
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自分の不幸の連鎖を自分の子供に伝えたくはない。
子供を産まない理由に、そう挙げる人がいた。
少子化の世の中、子供を産めばいいのにくらいに考えている人も
多いけれど、子供をリスクと感じる人や、この世に無常を感じて
子供を産まない人もいる。
子供を産んでいる人も、子供をリスクと思っている人はいる。
仕事をしていることにして、保育所に子供を預ける。
知り合いの会社に申請書を処理してもらう人もいる。
勿論、昼間は料理教室やスポーツジムに行くから忙しいのだ。
これは働いている人も、子供を預けるという点では、あまり変わらない。
誰がひどいということでは無く、預けられる子供がいるという事実が
そこにあることだ。
昔は子供を7人も育てていたらしい。
洗濯機も無い時代。家事は大変に違いない。
兄弟がいるから、子供の中の一人でいられた。
大人と子供という対局の関係ではなく。
子供という中で、子供はリラックスできていたのかとも思う。
いまは預かる人も専門になって、きちんと見てくれる。
昔よりは、子供の待遇は向上しているはずだ。
けれど、預けられた寂しさというのは、変わらないと思う。
血がつながらない者達の不安も先天的に感じているだろう。
生きていると、苦しいことも多い。
苦しい目に遭いたくはないのに、なぜか気がつくと、苦しみの中にいる。
運気? なのか。そうではなくても、自分を呪いたくなる。
生まれた子供も不幸になる。それも、自分が知っている人生から
考えると当たり前にも思う。
でも、子供は親を支えてくれる。
親が子供を支えることだけでは無く、子供という存在が、親に自分が
生きている理由を教えてもくれるのだ。
本当に生きている理由なんてあるのか、それは分からないけれど。