永遠へのあこがれ

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本部求芽

あなたに。ずっといつまでも続く。 こころのときめきを。 水曜日担当。

ただいま!

おかえり!

今日1日にで新しい恋話が出来たので聞いてください

わー
いいよ
どぞ

今日とある劇団のミュージカルを一人で観てきました

ええ

本気で観るものは基本的に一人で観たいので
誰も誘いません

受付を済ませて
ぎりぎりセーフで
会場内に駆け込む
汗ぼたぼた

はあはあ
ふうふふ
ぐはぐは
ほえほえ

ふと

パンフレットを観ると
とても懐かしい名前が

ああ
同姓同名ね

おっけー
おっけー

と流していた

プロフィール写真を見た

。。

ええ

ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

彼女でした

正真正銘の

この劇団にいたんだと
言葉を失いました

そんな。。
まさか。。

僕は必ずいつもSS席に座る
なぜなら表情をそばで感じたいから

どくん
どくん

彼女が出てくる機会を待ちました

どくん
どくん

そうして運命は

また

目の前にやって来た

ふしゅらあああん

あの煌めきは
彼女そのものでした

渾身の彼女のもう一つの生き方

涙が出そうになった

こんな
こんな

すうめーとるの場で
突然再会するなんて
夢にも思えなかった

なんて生命力があふれる生き方をしているのだ

この胸の鼓動はとまらない

ああ
私はまた彼女の本気に再会出来たのだ

美しい
ほんとうに美しい

・・・

誰になんと言われようが
この時間だけは
僕と彼女の時間だ

目の前で渾身に広がりゆく彼女の世界観

しあわせなひとときは

永遠にもみえて

また誰かにしあわせを与えに行くように

彼女との
かけがえのない時間は終わりを告げた

いいんだ

私には

その大切な時があっただけで
生きていける

でも
もう一度
彼女に会いたい

大好きな彼女に会いたいんだ
この気持ちには嘘はつけない

だが

彼女にはフィアンセがいるんだ

わかっていた
わかっていたよ

だって

彼女

華あるスターだもの

私のようなちっぽけな
人には
決して見向きもしないものと

それでも
やはり
一度っきりだもの

もう一度会いたい
会いたいな

ずっと押し込んで来た気持ち

。。。

時は流れて
カーテンコール(最後の挨拶)
が来た

私は惜しみなく
歓喜のあまりに
叫んでしまった

嬉しい気持ちをそのままに
溢れるばかりの拍手とともに

。。。

少しだけかも
少しだけかもしれないが

ほんのちょっと
愛しきひとと

瞳が合った気がした

したんだ

いいだろ

それくらい
ほんの少し
自意識過剰になっても
誰も何も言わないさ

(ありがとう)

私は言葉で
自分の言葉で

書きながら心の整理をしている

(ありがとう)

彼女から溢れる一滴の光

ああ

また彼女の瞳に会いたかった
会いたかった
また会えるなんて

生きていて良かった
本当に良かった

そして
幕は降りた

終わった
終わった

でも
もう一度いつかこの日に
戻れるなら

私はこういう行動をしたいと
その時
激しく感じた

だから
会いに行った

お客様と出演者の
挨拶が出来る時間に

。。

会えるはずも話せる時間もないかもしれない

自分のことなんて
彼女は何も
見向きもしない

でも

会いに行かなきゃ
一生後悔する

気が付くと
私はロビーの端の方で

ぽゆりと
ぽつりと

見ていた

スターの人脈
スターの歓声

そうだよね
私は小さな星だもの

小さな星

。。。

いいんだ
彼女の笑顔を遠目で見れて

フィアンセと愛を確かめて
家族やお客様やご友人に囲まれて

彼女のしあわせを
少し触れれて

それだけで
十分だ
十分過ぎる

うん

。。

。^^。

よし
さあ帰ろうと
した

・・・

その時だった

フィアンセや大勢のお客様やご家族の中心にいる
彼女と突然目が合った

ええ?

なんだ

自分の勘違いだよな

^^

彼女の囲む輪を

すべてを

彼女が割って

こっちに

突撃してきた

えええ

えええええええええええええええええ!?

・・・

「ありがとうございます!!!!」

「あなたの拍手に沢山励まされて来ました。またお会いになれて嬉しいです!!」

「たくさんのお気持ちをありがとうどざいます!!」

・・・

夢か

幻か

よく

理解できなかった

むしろ
頭が爆発したようだ

フィアンセが傍にいる中で

こんなにも
きらきら
した
まぶしき彼女が

こんな小さな存在に
声をかけてくれた

私のこと

覚えてくれていたんだ
覚えてくれていたんだ

嬉しい
ほんとうにうれしい
涙出た

とびきり笑顔な彼女は
舞台上で見せてくれたようだ

。。

ありがとう。
ありがとう。

そして彼女は
フィアンセの
元へと戻った

元の世界へと帰っていった

おわり

(聞いてくれてありがとう)

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コメント

  1. 神谷 英明 より:

    (T_T)