オリジナル小説 タイトル「君の魂をください」#25

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tonn

初めまして、NEET株式会社取締役tonnです。 僕もブログが書きたい!という事で時々、約三~十行小説を書くことにしました。(書いてほしい行数をコメントして頂ければその分次がんばります!) 何分シロートなので稚拙な文章しか書けませんが暖かい目で、気軽に読んでいただけると嬉しいです。 (; ・`д・´)

前回

「大地はもう悪魔になったの?」

「なりかけてはいるがまだ完全ではない。完全に悪魔になるにはその人間の絶望を満たさなければいけないからな」

「それが洋一を殺す事なのか」

「悪魔は常に人間を悪魔にするために行動している」

「ジートゥもそうなの?」

「勿論」

#25

「へぇー。その割にはあまり僕に関与してこないね」

「普通、悪魔に遭遇したら恐れるか、縋るかのどちらかなんだ。お前はどちらでもなかったからな」

「関係あるの?」

「そうしてくれた方が魅了しやすい。今はそうなるのを待っているのさ」

「そうなるかな?」

「なるさ。それが人間の性だからな。それより追いかけなくていいのか? あのままだとアイツ、何しでかすか分からないぞ」

「確かに。でも、どうしよう?」

「さぁな。オレも悪魔を人間にした事はないんでな」

「とりあえず追いかけるか」

つづく

2018/ 5/18 18:55

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