オリジナル小説 タイトル「君の魂をください」#6

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tonn

初めまして、NEET株式会社取締役tonnです。 僕もブログが書きたい!という事で時々、約三~十行小説を書くことにしました。(書いてほしい行数をコメントして頂ければその分次がんばります!) 何分シロートなので稚拙な文章しか書けませんが暖かい目で、気軽に読んでいただけると嬉しいです。 (; ・`д・´)

前回

僕は病院に入っていった。

「母さん。今日も来ちゃったよ」

「……。(……)」

「今日さぁ、学校でテストがあったんだけど僕だけ満点だったんだ」

「……。(……)」

「凄いでしょ」

「……。(……)」

「母さん。何か言ってよ」

「……。(……)」

#6

母さんが目を覚まさなくなってもう三年が経った。

僕が中二の時、母さんは事故に遭ったのだ。

「母さん。もう帰るね」

「……。(……)」

それを頭上の悪魔は笑みを浮かべながら見ていた。

「アハハハ。だから言ったろ? 人間が思った事なら分かる様になるって」

確かに今の母さんに何かを考えるのは無理だろう。

それでも悪魔の力を使えば母さんの気持ちが分かるかも、と思ったのだ。

母さんはあの時、何が言いたかったのだろう。

僕はそれが知りたかったのだ。

つづく

2018/ 5/19 13:57

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