キャリーオーバー発生中は、外れた証

The following two tabs change content below.

みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

宝くじ、ロト7で12億円規模の当選があったそうな。
凄いな。
確かにロト7の一等は「該当なし」が多かった。
それだけ7桁の番号を当てるのは難しいということで、つもりに積もったフラストレーション・・・いや、繰越金がたまっていたので、高額な支払いになった。
だけど、問題は当たるか当たらないか。
あたる番号を引くには、超次元的な力に頼るしかない。
オカルトだ。
正義も突き進むとオカルト領域に入り込む。
世界の平和を守るジェダイも、フォースの暗黒面に引き込まれるのは、自然の理(ことわり)。
ここは、トランプを使って、当たる番号を占いで導こう。
スペード、ハート、ダイヤ、クラブ。この4種を
スペード : 1~10
ハート : 11~ 20
ダイヤ : 21~ 30
クラブ : 31~ 43
と、クラブだけ絵札を使い、ロト6に挑んだ!!!!!
そして、5連敗だった。
かすりもしない。
きっと、トランプだけでは魔力が不足しているのだろう。
呪術的要素が強いカードに頼るしかない。

弊社にはタロットカードに詳しい ハニーキティー取締役がいる。
彼女に聞けば話は早いのだけど、全員テレワーク状態なので、なかなか難しい。
世の中の流れで、タロットカードについてひも解くと、
『タロットカードの情報量は、とてつもなく大きい』

タロットカードと占星術について、800ページにわたる本を出している人もいる。
これで1冊 8000円台。1ページ 10円程度。200ページ程度で600円のラノベより、コスパはいい。
しかし、図書館でこの本を借りて読むと、このブログより自由気ままに書いていて、要約しないと頭に入ってこない。
文献研究者じゃないので、もっとさらっと書いたものは無いのかと思う。
タロットについての大まかな要素は、
・14世紀ぐらいにはフランスでカードゲームとしてはやった
・タロットの象徴的な絵札のカードは、ただの数字のカードとして扱われた
・ゼロの『愚者』のカードは、番号が振られていなかった
・『星』と『悪魔』のカードは初期には存在せず、占いをするようになったあたりで追加された
・ゼロがない1~9、11~19 というような9の区切りのグループとして話す人もいる
→この辺りは北欧の関係??
・カードの番号も時代によって違っていた
→ゲームは数字だけに意味があるから、もともとカードの絵は関係がなかったかも
・その後、イタリアで細々と続き、タロットゲームのブームは下火に。
・18世紀からオカルトブームがイギリスではじまり、タロットカードが注目
・占星術の12の星座、惑星とカードが関係づけられた
小アルカナ(=トランプのカードと同じような部分)を含め、細かに占星術的な要素が追加。
多くの解釈が生まれる
・ケルト十字法という占いルールやカードの解釈が整備されて、番号や絵柄の定義が今のものになった

ということらしい。
以前からタロットカードには疑問点が多くあった。
大抵の占い = 例えば、おみくじなどには、大吉、吉、凶というような運気の程度が明確になっている。
タロット占いの場合、それぞれが意味を持っているのはいいとして、カードを置く場所で過去、現在、未来とか複数の事象を同時に占うと、「良い、普通、悪い」の判定がそれぞれのカードに必要になる。
程度のレベルを3つに分けると、その分意味合いが必要。
カードはそもそもそんな意味を持っていなかったので、仕方がなくカードの図案の向きで『良い』、『悪い』を表そうとしたのかと思う。
でも、人間の感覚として『現状維持』という意味合いの「普通」というポジションが欲しいところ。
それに、『悪魔』、『死神』など、それ自体が厄災に思えるカードは、反対にするといいことなの? それとも悪いままなの? ちょっと混乱が起きる。
悪いカードは、向きが変わっても、カードの意味としては悪いままって気がする。
というのは、いいカードが逆向きだと、『とっても悪い』ではなく、『ちょっと悪い』みたいな細分化したい気持ちが起きる。
じゃあ『星』ってカードは、どのぐらい良いの? 悪いの? とか、カードごとに上下をつけてしまいそうになる。『星』に「希望」とか「憧れ」という意味があっても、「現在の状態」の位置に正位置であったら、「あなたは、今、何かにあこがれていますね」となり、「未来の状態」にあると、「あこがれは続く」という説明になるけれど、それはどのぐらいの憧れなのかを問い始める。
憧れというと、かなわない幻想というイメージが強い気もするし。
とにかく、微妙な段階評価が欲しいところだ。

[うさぎがデザインタロット]

タロット占いで、
「一度に1枚のカードを引いて、ひとつの項目を占う」
という占い方が存在する。占いたいことの結果がカードの内容で直結して診断ができる。
まあ、普通に考えたら、そういうのがわかりやすい。
カルト十字法なんて、22枚のカードで複数の事象を同時に占う…というのは、無理な話だ。
もともと、ゲーム用のポケモンカード的な扱いのものを占いに使うわけだから。
占いをお願いする人が矛盾が感じないように占うわけで、これはもう占い師の腕次第の領域になる。

そもそもゲーム用カードのまま、それを流用し続けたことは問題。
現代ビジネスマン的な仕事じゃない。
現代人なら、「占いには、占いに最適なカードを」
という『見える化』、『仕事効率化』的な意見が出てきそうだ。
カードの種類も偏っているし、ジェンダーフリーじゃない。
『教皇』、『女教皇』、『皇帝』、『女皇帝』あたりは、役割も性別も今風じゃない。
『死神』、『悪魔』は役目が近いし、『愚者』と『吊るされた人』の立ち位置も近い。
『太陽』、『月』、『星』はなんか3つセットな感じだけど、そもそも『星』がなかったってことは、陰陽の太陽と月だけの概念じゃないか?? という気がして、そこが違うとその後の分岐点も大きく違ってくる気がする。
映画『ミッドサマー』の中の9の数字、北欧神話のような感じで、現代においてはとっても神秘的だ。
タロットが、9の数の陰陽の2つ世界観からなっているならば、9×2 +『太陽』、『月』の20枚が体系的に良いのかもしれない。
そこにジョーカー的な『愚者』は含まれてもいい気がする。
だから、いっそ小アルカナをなしにして、9 x 3 とか、9 x 4とかの方がまとまりが良いかもしれないし、解釈を整理してより判りやすくなるかもしれない。
数字も古代北欧神話の数字にしたり、遊べる要素・・・もとい、考察深いところは多い。
ということで、タロットを越えた占い専用カードを作ってもいいと思う。

なんて思っていたら、世の中には様々なオリジナルカードがあるらしい。
オラクルカードなんて、ソフト関係のオラクルが作っているのかな?って思えて、つい笑いが出る。
未来予想としては、『神秘のニートカード』で一発儲けたい。
その資金調達に、トランプ占いで一発当てないと。

スポンサーリンク