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昭和32年に誕生した、今の駅弁の元祖とも言えるおぎのや
駅弁と言えば、峠の釜めし、と言われる方もそれなりにいらっしゃいます。
実際に100人にお伺いしても、駅弁としての認知度は最も高く、シェア1位で、デパートやスーパー等の駅弁大会においても最も早期に売り切れる駅弁として知名度が高くあります。
そこで、信越線 特急あずさ(白山も含む)の頃から、碓氷峠通過時に峠の釜めしを必ず食べていたあたしが再評価してみます。
ちなみに、駅弁の日は 4月10日となります。
今更言うようですが、碓氷峠とは?
今では高出力な新幹線でゆるやかな坂に設計したことであっさりと通過できる峠ですが、
当時としては1000m進むごとに66m標高が上がる、厳しい路線でした。
車でしたらこの1000m進むごとに66m標高が上がる坂はかなり楽に上がることができますが、鉄道では登りも下りも難関を極めます。
開業当初からある時期まではラックレールという歯車も併用し、ある時期から在来線廃止までは空気ばねを使用停止した上で、最も重量級の電気機関車を重連で進んでいたものです。
もちろんですが、空気ばねを使用停止すると高速で走行できないだけではなく、空気ばねが抜けたことにより車両内の音も非常にずっしりとした音となり、かつ、振動も大きくなります。
おぎのや 峠の釜めし、改めて徹底レビュー
一気に2食食べれば(十分におなかに入ります)、より正当に評価できることでしょう。
うずらの卵(1個)
シンプルなうずらの卵です。
栗(1個)
栗本来のおいしさを活かしています
ごぼう(10切れ程度)
ごぼう特有の硬さはなく、しっかりとしゃきしゃきと噛みやすい仕上がりとなっており、ほんのりと甘めな仕上がりとなっています。
鶏肉(6切れ程度)
国産の若鶏を使用しており、少し鶏皮も入っています。
秘伝のたれをからませ、鶏肉の内側にもしっかりとした味わいを感じることができます。
しいたけ(2枚)
熊本産の干ししいたけを濃厚な関東風の味付けをしたものです。
グリーンピース(3個)
小粒ながらも見ておいしい存在です。
たけのこ(3枚)
薄くちしょうゆを使用した関西風のあっさりな仕上がりで、やわらかく、歯ごたえのある仕上がりです。ただ、たけのこの上に紅ショウガが乗っているので紅ショウガの色が少し移ってしまうしまようです。
紅ショウガ(数10本)
派手に辛すぎない、自然の紫芋の色素を使用したアクセント的な存在です。
あんず(1個)
甘味と酸味があり、見た目はなんだか干し柿にも見えるのですが異なっており、渋みがなく食べやすい仕上がりとなっています。
ごはん
厳選したコシヒカリを利尻昆布と秘伝のダシで風味を出して炊きだした仕上がりです。
香の物
香の物ー小梅漬(1個)
かなり小粒で本来の梅干しとは異なりあっさりとした仕上がりとなっています。
実は私梅干し嫌いなのですが、これならおいしく食べられます。
香の物ーごぼう漬け(2本)
ごぼうは入っているものの、全く別調理によるごぼうとなっており、細長い棒状に仕上がっているものです。
あっさりと優しい味わいに仕上がっています。
きゅうり漬け(10個ぐらい)
シンプルなつくりとなっています
小なす漬(1個)
きゅうり漬けとは異なる1つのアクセントとして、食感を変えるものとして入っています。
わさび漬
わさび漬けといって辛い印象があるかもしれませんが、そう辛くなく、カレーで言えば甘口超え中辛未満の辛さです。
当時幼稚園児の私でも食べれたほど(なめられた)ほどです。
ほとんどが白く仕上がっていますが、その中にシャキシャキとしたわさびの葉が感じられます。
結局峠の釜めしは?
益子焼を採用しているだけではなく(新しいパルプ容器もありますが)、香の物も採用していることで、
峠の釜めしは今や税込1100円になったとしても、駅弁の中で最もコスパが良いのかもしれません。