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昔あったパソコンには、主に以下のような接続端子がございました。
RF端子(テレビ)、コンポジット、S端子等
今はそのものを代用するものがございません。ただし最も近いものとして
テレビにも接続できるHDMIだけが該当します。
デジタルRGB、アナログRGB
信じられないかと思いますが、アナログRGBは1677万色を表現することができるのですが、デジタルRGB は わずか8色しか表現することができなかったのです。
これが後にDVI端子となり、その後、HDMI、Displayport、USB Type-C と変貌します。
キーボード端子、マウス端子
実は今時のPCでも、キーボード、マウス共用としてPS/2端子として実装されていたり、ノートPC内部の接続において古いPS/2規格を使用されていることがありますが、
ほとんど USB や Bluetooth に移行されています。
実質キーボードに入力するバーコードリーダーも同様です。
古いパソコンにおいては、マウスはジョイスティックポートに接続されることもありました。
古いパソコンの時期によって、PS/2端子と同類の専用端子がありました。
オーディオ端子
音の入出力しか行わないオーディオ端子にはほとんど変化がありません。
変化があるとしたら、従来ステレオで3ピンあったのが、マイク入力も一緒にして4ピンになった程度です。
外部デバイスを用意した上でのUSBオーディオや、Bluetoothに移行されているのがほとんどですが、いまだにスマホでも愛用されている方がいらっしゃるかと思います。
なお、HDMIでディスプレイと接続すると、HDMIにもオーディオがデジタル転送されます。
アナログ端子だけではなくデジタルRCA端子、光端子もございます。
シリアルポート (RS-232C)
シリアルポートは通信目的だけではなく、一時期マウスの接続としても使用されたことがあります。
しかし、、実質上の機能は完全にUSBに移行しています。
なお、シリアルポートには規格外の高速通信に対応している商品もあり、パソコンとパソコンを1:1で接続することができました。
この1:1の通信については、Bluetoothに移行しました。
パラレルポート(プリンタポート)
パラレルポートとしてはこれ以後同規格として該当する後継規格がないような感じがします。
しかし、プリンタポートとしては、USBやWi-Fi、有線LANに移行しています。
SCSIポート
SCSIポートは、主に2つの大量のデータのやりとりに使用されてきました。
・ストレージ
・スキャナ
内臓のSCSIポートはSATAとほぼ互換性のあるSASに移行し、終息しました。
外付のSCSIポートは
ストレージ向けはUSB
スキャナ向けはUSB、Wi-Fi、有線LAN
に移行されています。
LAN端子
LAN端子は10-BaseTが策定されてから、まったく変わっていません。
しかし、利用方法の変貌において、Wi-Fiも普及しています。
電話端子
モデムの通信用に電話端子が内臓、もしくはRS-232C経由で外付けすることができましたが、一時期ISDNも普及した後、電話で通信する概念がほとんどなくなり、LANやWi-Fiで通信することとなります。
なお、ガラケーに接続するシリアルポートもございました。
ジョイスティックポート等
一部のパソコンには専用についていた端子ですが、
その後、サウンドアダプターとしてのゲーム端子、
その後、USB、Bluetoothに移行しています。
その他のデバイス
- テレビ
PC向けに普及したのは同軸ケーブル
テレビのアダプタはPCI→PCI Express→USB→LAN - キャプチャ
テレビアダプタからキャプチャできる場合があり、
その場合、RCA、S端子→D端子
それ以後HDMIを主流として接続します。
キャプチャのアダプタはPCI→PCI Express→USB - メモリ類
USBメモリ=USB
SDカード等=PC内臓カードスロット、もしくはUSB - デジタルカメラ等
SDカード類→USB→Wi-Fi - Webカメラ
USB - モバイルディスプレイ
USB Type-C - パソコン切り替え機(KVM)
PS/2+VGA → (様々な組み合わせ)→ USB + HDMI
結論、何がいいたいの?
今は
- ディスプレイに関すする端子
- オーディオに関する端子(HDMIの場合基本不要)
- USB Type-C
- USB Type-A
- LANに関する端子、もしくはWi-Fi
- Bluetooth
だけあれば、すべて事足りる、ということです。
余程の高レートのデバイスにつなぐものとして、
USB3以上のカード、LAN、Wi-Fi、増設HDD&SSD端子として、
PCI Express が使われる程度です。
今のパソコンはどっちのバス?
昔は用途に応じてシリアル、パラレルを使用していきましたが、
今のパソコンは残念ながら、CPU⇔メモリのバス、GPU⇔内臓VRAMのバスのみパラレルバスで、これ以外はすべてシリアルバスとなります。
シリアルバスと言っても、1本の対だけがあるだけではなく、16本の対を要するグラフィックカード、4本の対を要する M2.SSDも同じようにシリアルバスとなります。
おまけ 昔のパソコンあるある
- ブルースクリーン
実はブルースクリーンが出ることは実はマシなほうで、保護するシステムとなります。
最新のWindows 11でもよほどのハードウェア故障やOSイメージの破損があれば確認できることがありますが、
昔は単にアプリを起動しまくったり、アプリでメモリを使いすぎたり、場合によっては負荷をかけただけで、簡単にブルースクリーンが出て、悩まされました。 - 電源を入れる順序
今は適当に電源を入れれば、勝手に認識して勝手に動作しますが、
昔は正しい順序で電源を入れないと、デバイスが動作しませんでした。
一般的に、外部ストレージ→デバイス→パソコンの順番で電源を入れます。 - 電源OFF
ディスクキャッシュの概念が全くないころ、いつ電源を切っても基本的に問題ありませんでした。さすがにデータを書き込み中とかはやばいですが・・・ディスクキャッシュソフトが出てから、Ctrl+Cを押してキャッシュをフラッシュしてから、電源を切るようにアナウンスされます。Windows 95 で電源を切るを選択しても、電源を切ることができます、というメッセージが表示されるだけで、実際には電源が切れないモデルがありました。 - プラグ&プレイ
文字通り、刺せば、接続すれば、使えるデスガ、現状でもそうなっていません。
もともと最初から対応しているのはディスプレイ、LAN端子、音声端子
プラグアンドプレイで大きく利便性が高くなったのは、USBとBluetooth
パソコン内蔵デバイスは、SATA SSDもしくはSATA HDDを除き全く対応していないのが現実です。(電源つけたまま刺したり外せば壊れる) - 文字化け
文字化けは特にパソコン通信においての悩みでした。
エラー訂正が出るとおおむね改善されますが(完全ではない)、
それ以外はいつ文字がおかしくなってもおかしくなかったわけです。
そのような背景でも使用されることを想定して、
ファイル転送に使用される ish コマンドは
冗長なエラー訂正符号を所持させるようにしてあります。 - 音響カプラー
電話線ではなく電話機にスピーカーとマイクを経由して通信するが比較的不安定。
下記記載の通信自由化まで利用せざるえない制限を受ける。 - 通信自由化
電話線には指定された電話機しか接続できないどころか電電公社しかできなかったものを、自由に会社を設立を行い事業を行ったり技術認定を受けた機器なら何でも接続できるようになる改革 - 読むのにちょうどよい流れる速度
通信料金はかかるものの、2400bps MNP5 あたりのモデムで通信すると、
人間が速読するのにちょうどよいとされていました。
更に昔、1200bps で通信すると、文字をじっくり読むことができる速度で通信できます。
しかし、それより昔、300bpsの時代では、いつイライラしてもおかしうないぐらい、あまりにも通信速度だったのかもしれません。
しかし9600bps以上のモデムのがより高速に動作するため電話代の低減に繋がるために多く普及しました。 - オートパイロット、後で読む
パソコン通信はテレホーダイ時間帯を除き、どんどん時間で課金されていきます。
時間で無駄なことを省き、ログインから巡回、回線切断まですべて自動で行って、そのログをディスクに保存し、後で読むのが主流となりました。 - みかか、みかか代
あの有名な電話会社をJIS配列でタイピングし、悪い意味で敬意を払った言葉
NTTと記載しようとすると、そこにキートップのひらがなを見れば、みかかと記載されています。 - パソコン通信、ダイアルアップインターネット、スマホのギガの違い
パソコン通信はそれぞれかける所により電話料金が異なる。遠くにかければより高くなる。テレホーダイはかける2か所しか設定できない。ダイアルアップインターネットはどこを見ようが近くの1つの番号だけかける。電話代の従量課金がある。テレホーダイはプロバイダーの1か所を設定すれば十分スマホのギガ(ガラケーのパケット)は容量単位で課金される。容量は見てもわからないので知らない使いすぎに注意すべきだが、今ではxxG固定プラン等が主流となっており安心して使用できる。 - CD-R発売!焼く速度は?
74分のCD-Rにフルに書き込む速度は
役74分+準備の1分程度
失敗しにくいようにするために、HDDにイメージファイルをキャッシュさせる関係で、15分程度かかります。
CD-Rを焼くと90分パソコンで何もすることができなくなります。失敗しないようにを願いながら - CRCエラー
ここではソフトのコピープロテクトのことになります。
意図的に特定の場所にデータのエラーを書き込んでおくことで、
正しいディスクであることを認識する方法です。
しかし、CRCエラー等も忠実にコピーできるソフトまで出てしまい、いたちごっこでした。 - レンタル屋
パソコンソフトをレンタルするお店です。
実は有名なSofmapも、創業時はパソコンソフトのレンタル屋でした。
お店は、ただ、貸して、返してもらって、ディスクデータの監査をするのみですが、
当時のソフトウェアはとても高価でしたので、別のフロッピーディスクにすぐにコピーをして、ソフトを返却することで安く抑えられました。 - コピーソフト
上記に関連し、レンタル屋で販売されているかレンタルされている、コピーだけに特化した特殊ソフトです。
かなり安い値段で販売しているのが特徴で、初期の頃はディスク内の特定のプログラムを置き換えるプログラム、後期の頃は可能な限りディスクのエラーを再現したり、フロッピーディスクドライブの限界までコピー速度を向上する等ありました。 - NEC PC-9801/PC-9821
初売より前よりソフトメーカーに開発機を貸し出したり技術情報を提供することで多くのソフトウェアを最初から各ベンダーから配布できることで、国内で最も成功したパソコンとも考えられる。令和時代においてもごくわずかのPC-9801シリーズが動作しており、古すぎるPC-9801専門修理業者も存在する。 - EPSON 98互換機
NECにきちんと理解されないまま販売し、一部のBIOSのコピーが認められ訴訟も起きたが、安価な互換機市場を開拓したもの - EPSONプロテクト
NECのソフト上で正しくNEC上のハードウェアで動作しないと動作しないプロテクト、なお、EPSONからもEPSONプロテクトを解除するツールも配布される。 - AMD
Intelから80286の製造を依頼され、コピー高速CPU、互換CPUを確立させる。
何度も訴訟に陥りながらも AMDは現在の64bit技術を確立し、Intelとも完全和解をし、お互いがお互いを障壁なく競争できる立場となり、現在コスパの良いCPUとして徐々に有名になっている。
なお、仮想化ソフトウェアにおいてはIntelとAMDは全く互換性がないが、仮想化ソフトウェアがどちらでも動作するように作成されている。 - maki、mag形式
日本で開発された画像形式で、感覚的にgifよりも軽いかと思い、フロッピーディスクでも快適に画像が表示されます。 - LHarc、lha
医師が開発した圧縮ソフトで、日本国内で広く使われました。
現在はセキュリティーの事情で lzh ファイルの新規作成をやめるように声がかけられています。 - lzexe
lzは確かに同じかもしれませんが、まったく違う圧縮となります。
実行ファイル向けに最適化され、圧縮後も exe となり、プログラム実行後に自動展開し、自動実行されます。
フロッピーディスクやHDDの容量節約の他、一部ではとても遅いフロッピーディスクの読み出し速度を少しでも早めるために、圧縮していたケースもありました。 - CP/M コール
CP/Mコールは 8bitコンピュータ向けのディスク等のアクセスライブラリです。
Windows 10 32bit版まで正式に利用することができましたが、あくまでCP/Mと互換性があるコマンドであるだけで、バイナリには互換性がありません。
使用はできたものの、MS-DOSの標準コールの int 21 に比べて、使用できない項目が多くあります。 - MSX-DOS
MS-DOSととても似ている感じで、確かにMSX-DOSもMicrosoftが開発したものです。
しかし実態は多くの部分をROMに置いたディスクフォーマットを変えただけの
CP/Mパクリとも言えます。
そのため、ディスクフォーマットが全く異なるのにCP/Mと完全に上位互換性があります。
会社ではMS-DOS、おうちに持ち帰ってMSX-DOSという想定がされていましたが、
フォルダ構造(ディレクトリと言う)がMSX-DOSでは全くサポートされていないために、
それを実現することは不可能でした。(後バージョンで解決) - CP/M
ここまで書かないといけなくなるのですが、
MSXパソコン以外でMSXに似たようなスペックの8bitパソコンにおいて、
ディスクオペレーティングするOSです。
ディスクフォーマットはMS-DOSやMSX-DOSより非常に単純な作りとなります。 - MS-DOSとかの使い方
コマンドを覚えるとともに、以下のショートカットを覚えればより良いMS-DOSライフになる。Ctrl-C 中止(キャッシュフラッシュ)
Ctrl+S 表示停止
Ctrl+Q 表示再開
Ctrl+P 印刷(プリンタが接続されている場合) - プログラミング開発
プログラミング開発に関しては当時も今も不安定、という障壁があります。
現代ではタスクをkillするだけで済むのですが、当時はOSも巻き込み頻繁なリセット騒ぎとなります。
これは、○○-DOSと名乗ってた時代からWindows Meまで全く解消されませんでした。 - OS/2
本来は、MS-DOSと異なる高メモリやマルチタスクを両立したOSとなっていますが、
開発者にとってはスーパーMS-DOSマシンとして使用されていました。
そういう意図で開発されたわけではないのですが。
その安定度と言えばWindows 10と匹敵するぐらい安定しており、
開発中にリセット騒ぎにならず、タスクkillだけで済むメリットが非常に大きかったようです。
後にWin-OS/2として、Windows 3.1もインストールすることができ、スーパーWindows 3.1マシンとしても利用できるようになりました。 - COMMAND.COM
どこだかわからない、何かのサイトのURLです。
というのはネタかもしれませんが、
MS-DOSやMSX-DOSで動作する、コマンド実行モジュールです。
これ以外にもMS-DOSには IO.SYSとMSDOS.SYSというシステムファイルがありましたが、
IO.SYSとMSDOS.SYSはWindows Meで終了しましたが、
COMMAND.COMは Windows 10 32bit版まで存在します。
(ただしNTVDMのインストールが必要で、ワンクリックでインストールできます)
ディスクの壁
- 32MBの壁=パーティーション最大サイズ
- 504MBの壁=HDDのアドレスによる壁
- 2GB、4GBの壁=ボリュームサイズ、ファイルサイズの壁
- 8GBの壁=BIOSのパラメータによる壁
- 32GBの壁=ボリュームサイズの壁、BIOSバグによる壁
- 127GBの壁=HDDのアドレスによる壁
- 2TB、2.2TBの壁=MBRとしてアクセスできる壁
- 16TBの壁=Linux ext2/3 の壁
メモリカードの壁
- 128MB=電気的仕様による壁
- 2GB=SDカードの限界 → SDHCカードに
メモリの壁
- 32KB、64KBの壁=8bitコンピュータの仕様による壁、なお、バンク構造を利用することで数Mのメモリエリアが使用可能
- 640KB、768KBの壁=MS-DOS並びにパソコン本体の仕様による壁
- 1MB=MS-DOS並びに8086系CPUによる壁
- 1MB+64KB=MS-DOSがhimemを使用した上でネイティブ実行できる壁
- 8~32MB=MachintoshのOSでサポートされていたメモリ容量による壁
- 12MB=X68030で16bitと互換性を取ったため発生したメモリ分断による壁
- 16MB=16bitコンピュータの壁
- 2GB=Windows 32bitを使用する上での壁
- 4GB=32bitコンピュータの壁、64bitコンピュータによる32bitアプリの壁
- 64GB=32bit CPUの物理メモリ拡張の壁
CPUのキャッシュメモリの壁(一部のみ)
- 64KB=7nm程度で1コアで最適に実行できるL1キャッシュの壁
- 96MB=(現在未発売)7nmで立体実装も活用した上でCPU1モジュールのL3キャッシュの壁
昔あったMS-DOS系のメモリの種類
- EMS
640k~1024k、もしくは768k~1024k の間にバンク構造のメモリを使用することができ、高速に拡張メモリを使用できる。
専用のハードウェアが必要であるが、80386以降では仮想86モードを使用してメインメモリに低速にEMSにアクセスすることができる。 - XMS
640KBもしくは768KB以上のメモリを使用するための総称で、以下をサポートする。
・1M~約1M+64kのメモリを使用するHMA
・HMAよりも上を利用するHMB(プロテクトモード含む)
・640Kもしくは768Kから1Mまでの空いた領域を使用するUMB - DOSエクステンダー
1M~のメモリ上で直接プロテクトモードでプログラムを実行するための規格
VCPIとDPMIが存在する。