みのむしクリップ
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今年も半分が過ぎた。そろそろ気持ちも年末に傾く。
twitterにもハロウィンが、ちらほら出るようになった。
やっぱり、月見よりハロウィン、ハロウィンより月見バーガーって感じかな。
今年の流行語とか、漢字とか、ノミネート候補をそろそろ考えたくなる時期だ。
去年はコロナ一色だったから、今年はオリンピックが選ばれるかもしれない。
とはいえ、去年とあんまり変わらない今年の状況。オリンピックはあったけど、年中コロナの話題は続いている。
自粛の反動は解放って感じで、人の流れも感染者数も止のが難しくなってきている。もう、何が何だか判らなくなって、ギャンブルの『逆張り』と似た現象なのかな。
正当な手段で通らなければ、逆に行け!! みたいな。
去年の漢字は、『密』だと聞いた。
新型コロナウィルス対策としての三密から取ったらしい。
うーー。
行われていたのは、「密にしない」って事だから、
イメージとしては、『疎』だと思う。
なぜかスローガンは、『ダメ、絶対!!』みたいに否定して表現される。
『幸福』と言わず、『誰も不幸にならない社会へ』とか、そういう感じ。
反対の反対は賛成のように、反対の時点で、すでに賛成って事なのかな。
「好きじゃない」
「愛していない」
「初めてじゃない」
「気にしていない」
うーーーん。
こういうのは、なんか全部「反対」を表している気がする。
「反対の反対は、賛成なのだ。」
偉大なる元祖天才バカボン(のパパ)が、おっしゃった言葉だ。
スローガンは、『密はダメ』。
漢字一文字で「密」って書かれると、密に移行したくなる。
「疎」って書くと、気持ち的に離れた方が良いのかと思う。
だから、去年行っていたことと、漢字がなんとなくリンクしない。
確かに『密』って漢字は使っていたけれど・・・・。
やっぱり、反対の反対って、遠回しな表現に思う。
[怖くないよーって、絶対後がやばい気がする]
ある種の人は、否定から入る。
・・・俺だ。
そう、プログの内容を見ていると、社会の出来事をまず、逆行して見ている。
「今年の漢字は『密』なんだ。へーーー。」
で、良いじゃん。・・・はい、その通りです。
でも、ストレートで考えると、なんか違和感を感じる。
考え方が大人じゃなくて、幼稚園の子供のように単純な思考。
しかも、過去の慣例も忘れてしまう体質だ。
まっ、一言で言うとボケボケなんです。
否定したいわけではないし、共感を得たいと思っているはずなんだけど、どうも枠から外れすぎたのか、100%の幸せを楽しむことは出来ない。
「これて良いのか??」
って、思ってしまう。
それが、普通の人の輪に綺麗に入る事が出来ない現状を作っているのかな。
ストレートに「Yes!!」で良いじゃん。けど、そう行かないんだよな。
『霜降りしらたけ』のCMの様に、自分に「Yes!!」とは叫べない。
もう、そういうポジティブな伸びしろは無いんだ・・・。
と言うか、ネガティブの中に人は奇跡を求めていると思う。
反実仮想っていうのかな。
XXXで、ないけれど、xxxであって欲しい・・・みたいな。
「好きじゃない」
「愛していない」
「初めてじゃない」
「気にしていない」
「抱きしめて欲しくない」
すべて逆の希望を持った言葉に感じる。
そう、希望は得てして叶わないもの。
叶わないから、反実仮想というか、『叶わないけど、叶えばいいな』
という、正攻法が無理だから、あえて逆張りで挑むことになる。
否定って、希望のセカンド・ステージだと思う。