奇跡

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超私のりこ

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「JK文学」と評される乱暴な日常のキリトリが売りの第2期取締役。
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先日、しゃっくりがとまらなくなった。
突然にはじまる横隔膜の痙攣は
つまらない日常にとっては
一大イベントとしてむかえられた。
私はその時、家にいたので
ほう、よかろう。
と思った。
これが、もし外出中に起きたらと思うと
ぞっとしてしまう。
しばらく、なにも考えないで
やり過ごすことにした。
おやつをたべたり、母親と会話をしたり
難しいことを考えてもみた。
でも、しゃっくりはとまらなかった。
ずっと永遠につづいてしまうかもしれないし
それは最近変えた寝具が体におよぼした
たたりのようにも思えた。
これは大変だな、と思って
アイスのパピコを食べて、落ち着いてから
「水をのみなさい」と母親に言われてみた。
「いや、水をのんだら、負けた気がする」
私はそう答えてしゃっくりに止まれと念じた。

「。。。。しゃっくり祭りだ」

私の口から突如として、そんな言葉が飛び出し、
恐れおののいた。
「しゃっくり祭りだわっしょいわっしょい!しゃっくり祭りだわっしょいわっしょいしゃっくり祭りだわっしょいわっしょい!」
ついに、それは起こった。
私のしゃっくりは、喋り出したのだ!!!!

母親は笑い出し、父親はにやけた。
私はその言葉を隙間なくいうのを3分くらいとめることができなかった。
そして、3分後、黙ってみると、しゃっくりは不思議と止まっていたのだ。
「これは発見だ!しゃっくり祭りの力を借りれば、どこでもしゃっくりが
止められるようになるぞ!!」私は感激して母親に言った。
母は、「今のは動画にとってyoutubeにあげるべきだったんじゃない」と
絶賛している。

私は、誰も知らない方法を思いつき、しゃっくりという
手に負えない生理現象に対抗する力を身につけた。
「そうだ、youtubeにあげればよかった」と反省してその日の
珍事は終わった。

翌日のことだった。
「ひっく。。。」
耳が捉えたしゃっくりの方向をみると、なんと
おねえちゃんが、お母さんの料理を手伝いながら、しゃっくりをしている!!!!

私はそれきたかと思い、嬉々として
「おねえちゃん、しゃっくり祭りという方法があるよ」と教えてあげた。
母も
「そうよ、しゃっくり祭りやりなさい。」
姉は、「なにそれ?」と笑っている。
しゃっくり祭りの威力を、何もしってやしない。

すぐさま、方法を教えてあげ、
「しゃっくり祭りだわっしょいわっしょい、はい、しゃっくり祭りだわっしょいわっしょい、はい」
とおもむろに呪文を唱え始めた姉。
「ちがう、はい、は要らないから。隙間なく唱えて」と
母が教育すると、
「しゃっくり祭りだわっしょいわっしょいしゃっくり祭りだわっしょいわっしょいしゃっくり祭りだわっしょいわっしょい!」
2分ほどした時だろうか、姉はやっと奇跡に気がついた。
「しゃ、しゃっくりが、なおってる!!!!!!」
またも家中が歓喜にわいた。


こんな風にお金をはらわれた!わ!!

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