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tonn
初めまして、NEET株式会社取締役tonnです。
僕もブログが書きたい!という事で時々、約三~十行小説を書くことにしました。(書いてほしい行数をコメントして頂ければその分次がんばります!)
何分シロートなので稚拙な文章しか書けませんが暖かい目で、気軽に読んでいただけると嬉しいです。
(; ・`д・´)
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前回
『大地。何下ばっかり見てるんだ』
「そう言えば、あのセリフは俺が沈んだ時の洋一の口癖だった。さっき、俺を守ってくれたのは洋一だったんだ」
大地がポケットから写真を取り出す。
その写真には洋一がふざけてタバコを吸っているところが写っていた。
「なのに俺は洋一を信じられなかった」
写真を丸める。
その外では流星群が降っていた。
#50
あれから洋一はどうしただろう?
「九回表、ツーアウト、満塁。ピッチャー萩原大地。一点を守り切れるか? 第一球投げた!」
カキーン!
「センター前ヒット! 二塁ランナーも回る! 逆転! 逆転! 城南高校、九回の表で一点勝ち越しました」
「なぁ、フィレンチェ? 何であの時、元に戻ったんだ?」
「ワタシは何もしてない。それでも元に戻ったという事はあの場に天使がいたのかもな」
「立場が入れ替わった青春高校。一点を追いかける展開です。果たして甲子園の切符を手に入れるのはどっちだ」
『大地。何下ばっかり見てるんだ。まだ終わってないぞ』
「そうだな洋一。ここで逆転して、甲子園に行こう!」
二人の暑い夏はまだ始まったばかりだ。
つづく