GW安室ちゃんのライブにいった。
プラチナチケットとよばれてたみたいだけど、私は最後に彼女に会える気がした。
最初に安室ちゃんを見た時、とっても可愛いお姉さんと思ったけど何の興味も惹かれなかった。
世間や周りの同級生が感化されているのが不思議だなと思っていた。
彼女の親類に不幸が起き、産休から戻った後のステージをTVで見た際以前感じていた「踊るお人形」の様な感想は一切もてなかった。あれ?こんなにカッコよかったっけ?
と初めてパフォーマンスを食い入るように見ていた。
片腕を隠した衣装は、腕に亡くなった母のタトゥーが入っていたからだと後から知った。
それから何年か後、東日本大震災が起き同時に様々なトラブルを抱えた私は心身に大きなダメージを負ってしまった。
不眠や不安定さにどうしようもなくなった時、ダンスの映画が目に入った。
それまで考えもしなかったダンスの世界に飛び込んでみようと思った。
踊っているとき全身が解放された。
人間てギリギリの状態になったら本当に自分に必要なものがクッキリ見えてくるんだなと感じた。私は回復していったのだ。
あむろちゃんのダンスを真似していたとき、心から笑っていた。
今まで通っていたダンススクールが無くなり、違う種類のダンスをまた一から習う事を決めた
色々あって大変だなって思うとき、逃げたくなるとき私は彼女の動画をずっと見ていた。
真っ直ぐに全身で表現する姿にいつも励まされていた。
最後のステージ、私が何十回と再生していたあの曲を目の前で踊ってくれた。
25年間安室ちゃんは全力で走り続ける事でとても多くの人に希望を与えてきたんだろう。
彼女はいつまでも私のスーパースターだ。