オリジナル小説 タイトル「君の魂をください」#11

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tonn

初めまして、NEET株式会社取締役tonnです。 僕もブログが書きたい!という事で時々、約三~十行小説を書くことにしました。(書いてほしい行数をコメントして頂ければその分次がんばります!) 何分シロートなので稚拙な文章しか書けませんが暖かい目で、気軽に読んでいただけると嬉しいです。 (; ・`д・´)

前回

「お、ちゃんと持ってきたな。(おお、本当に十万ある)」

この裏から聞こえる声は同じクラスの萩原大地(はぎわらだいち)の声かな?

「これで最後だよ。(これが母にバレたら何て言おう)」

そして、こっちは竹元洋一(たけもとよういち)の声だろう。

二人は給水タンクの真裏にいる僕に気が付いていない様だ。

「じゃあ、また来月頼むな。(これで十万かぁ。何に使おう?)」

「え、これが最後の約束だろ?(来月?)」

「今月は最後だよ。来月になったらリセットされるんだ。(こいつ馬鹿だなぁ。俺がこんなんで許すわけないのに)」

「そんな……。(もう親も誤魔化せないよ)」

「この事は誰にも言うなよ。だって俺たち友達だろ?(ずっとな)」

#11

「助けないのか?」

「何で?」

「クラスメートだろ?」

「関係ないよ」

この世界は弱肉強食だと思う。

強い人は生き、弱い人は食い物にされる。

なら強くならないといけないのだ。

でもそれは、喧嘩が強くなるとか、頭を良くするとかではない。

ただ自分の意見を自分の言葉で言えるようにするという事だ。

そうしないと一生誰かの駒として扱われるのだ。

つづく

2018/ 5/14 21:48

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