オリジナル小説 タイトル「君の魂をください」#12
前回 「助けないのか?」 「何で?」 「クラスメートだろ?」 「関係ないよ」 この世界は弱肉強食だと思う。 ...
NEET株式会社の取締役達が日々のことを更新します。
前回 「助けないのか?」 「何で?」 「クラスメートだろ?」 「関係ないよ」 この世界は弱肉強食だと思う。 ...
前回 「お、ちゃんと持ってきたな。(おお、本当に十万ある)」 この裏から聞こえる声は同じクラスの萩原大地(はぎわらだいち)の声か...
#1 僕はこの世界に怖い物なんてなかった。 「お前、オレが怖くないのか?」 だから、そいつが目の前に現れた時も怖くなかった...
「猫君も早く羊さんの所にくれば野良なんてしなくてすむのにね!」 鼠氏はさも愉快そうにチュチュと笑った。 その小さな体に爪を立てな...
前回 お昼はいつも学校の屋上の給水タンクの影で一人で食べる。 それは人の心が読めるようになって人が煩わしくなったからではなく、元...
前回 「この問題分かる人?(確か、答えは1だな)」 相変わらず、数学の先生、須藤徹(すどうとおる)の声は小さいが僕にははっきり聞...
前回 「やべぇ、宿題忘れた。(誰か見せてくれないかなぁ)」 今日も僕は学校に来ていた。 「すまん、遥人。数学の宿題見せてく...
前回 母さんが目を覚まさなくなってもう三年が経った。 僕が中二の時、母さんは事故に遭ったのだ。 「母さん。もう帰るね」 ...
前回 僕は病院に入っていった。 「母さん。今日も来ちゃったよ」 「……。(……)」 「今日さぁ、学校でテストがあった...
「限りなく続く「0」の先にある「1」を探しているんだ。」 3人の男たちは私を見るなりいきなり話しかけてきた。 聞いてもいないのに勝手...