ノナカシ
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6日目(7月28日)
6時ごろ出発。
なぜかは忘れたが青年と微妙な距離感になっていた。そのせいかはわからないが先へと行ってしまった。
20番鶴林寺と21番太龍寺はミニ焼山寺(12番)と言われていてまあまあの難所らしい。焼山寺ほどではなかったと記憶しているが、日記にはそこそこきつかったと書いてある。
一時間ほどで20番鶴林寺に到着。
納経を済ませて次へ
まず下るのだが急勾配で段差が大きい。筆者はまだ若いからいいが中高年には大変だと思った。
ここが難所と言われるのは登って下りて登るからだと気づいた。焼山寺も標高は大したことがないのだが登り下りの連続だからキツイ。しかし、焼山寺を経験しているのでかわいいものです。
もうすぐ21番太龍寺に着こうかというところでとんでもない急勾配の坂道が現れた。一応舗装された道で車が通れるのだが、パワーのない車では上がれないだろうなと思った。
最後の坂を登って21番太龍寺に到着。
敷地が結構広い。大師堂に行くには50段位の階段を登らなければならなかった。ちなみにここ太龍寺へはロープウェイで来ることもできる。
22番平等寺へ。
まずはひたすら下り。分岐点となるところまでは車道沿いを歩いていく。
その分岐点をすぎると山道に入ることのになっているのだが、進めども進めども車道のまま。
もしやと思い地図を見てみると案の定道を間違えている。
でも運のいいことに間違いというほどではなく、違うルートという感じだったのでホッとしました。
22番平等寺に到着。
山門のところで青年とK村さんが話していた。青年はともかくK村さんはどうやってきたのだろうと思った。抜かされた記憶はない。どうやらショートカットして来たらしい。
納経を終えて山門まで来ると青年とK村さんはまだ話をしていた。というより一方的にK村さんが青年に話しかけていた。筆者もK村さんの話を聞くことに。
K村さんの話は主にこれまでしてきた遍路についてだった。100回以上廻った人が持つことができる金の札を持っていた。ただ、半分くらいは車での遍路だという。少し違和感を覚えた。
どうやらここの近くに小屋があってそこを管理している方のお店の手伝いをすると泊めてくれるとのことで、三人でそこに泊まる流れに。こういう善意で泊まらせてくれるところを善根宿といいます。
簡単な掃除や蛍光灯の取り替えのお手伝いをしていざ小屋へ。お店の人は即席の袋麺をくれた。ありがとうございます。
小屋の中で袋麺を調理するのだが部屋の中が暑い。虫が入ってくるので窓を開けることはできない。食べ終わったあともこの熱気は収まらずとても暑い夜を過ごすことに。でも意外と眠れました。
外にコインシャワーが併設されていて(野宿者には大変ありがたい)5分100円だったのですが5分では収まらなかった筆者なのでした。