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社会の仕組みって複雑すぎて、ニートには判らない。
セブンイレブンが最短30分で配達する事業を始めるらしい。
何でも、ローソンはすでにウーバイーツと契約して、デリバリが出来るようになっているとか。
知らなかったぞ。ローソン。
意外とやるじゃん。
でも、ウーバイーツというのが、不特定多数と言うイメージで、利用をためらう。
そこは、もう少し信用のおける組織がやって欲しかった。
サザエさんの三河屋さんは、お店の人が責任を持って注文を受けるし、それぞれの家庭の事情を外部に漏らすこともない。
サービス業の実態もSNSにより、光速で漏洩していく現代、ご家庭の事情が漏洩すると実生活がピンチになる。
「ここにニートが生息していますよ。」
と、ニート狩りが始まった時にはgoogle mapレベルでマーキングされてしまったら、大変だ。
で、セブンはお店で配達するらしい。
確かに、駐車場に電動4輪が駐車しているセブンはあるので、そう言う店舗では始めるのだろうけど、ローソンの様に物流は外部の機関に任せた方が良いとは思う。
なぜって、現代人はスーパーのレジに並ばされるのでさえ待てないからだ。
スーパーのレジは、わずか5分程度しか待たないけれど、テレビでレジを待たない工夫が紹介されていた。
一番の工夫は、イオンが導入しているセルフレジだと思う。
セルフレジを使う事で、ユーザー一人当たりの所要時間は激増する。3倍以上になるかもしれない。
でも、ユーザーが自分で時間を消費しているから、全く問題にならない。
要は、「他人に消費される時間に我慢ができない」と言う話しだ。
だから、セブンが配達の時間をデリバリの人達に押しつけないと、バイト君のストレスが激増して、バイクでそのまま日本一周の旅に出てしまうかもしれない。
来年の夏は、「セブンの電動自動車で、自分探しの旅」が流行語になるかもしれない。
それに、僕らユーザーは最短 30分っていうと、30分で出来ると言う印象を受ける。
そもそも、この時間を別に言う必要が無い・・・と思う。
宣伝文句かもしれないけど、それは誰に対して??
客は、その時間を期待する。
誤解しやすい今時の環境の顧客に、誤解するワードを与えてはいけない。
「最低 30分で出来上がり、場合によっては15分かな。」
って思うに違いない。私なら、自分勝手にそう思う。
そして、来ないことに、いらないストレスを蓄積する。
[食品デリバリーと言えば、パルシステム。よく見るし団地でも利用する人を見る。何と言っても「こんせん君」が大好きだ]
コミット慣れしている現代人は、嘘をつかれる事に最も怒る。
電車は時間道理来ないといけないし、バスは早く行ってはいけないし、宅配便ですら時間指定だ。
そば屋のように、
「今、でました。」
なんて言ったら、
「正確に、何時何分に出て、家までの配達所要時間は、何分と把握しているのか。」
電話越しに胸ぐらをつかまれる勢いで、言及される。
今だと、5秒おきにSNSが送られてくる。
そんな危険もある時代に、「最速30分」ってコメントは、勇気ありすぎだ。
大体、現代人は、そう言うメッキには敏感で、
「もっと正確な時間をコミットしないと、利用する方もこまるでしょ。」
って、考えているから、何もありがたくはないのだ。
午前何時までに頼むと、午後3時以降の時間指定でお届けします。
その方が、家に来る時間が限定できるので、とても良い。
ASAP(As soon as possible. :出来るだけ早く)は、「そのうち行くね。」に、言語変換されて久しい。ASAPは中国からのメールでよく目にするし、日にちをコミットできないときによく使われる。
「30分でいく」
ってのは、日本でもそば屋の話で出てくるぐらい、よく使われていて、意味もASAPと同じだと思う。
ビザ屋が30分で来るのは疑わしいと感じていたら、最近は、時刻で予約を取るように変わってきている。
むしろその方がユーザーライクで、当たり前の対応だと思う。
もう、「30分で行きます。」ってネタにしか見えない。
いらないコミットをして、そして、バイトが帰ってこなくて、依頼の時に1時間後にお届けしますという、誰の責任でもない因子で、双方にストレスがたまる原因になる。いや、もとは、30分という単語だ。
「セブンさんの30分って、以外と長いんですね。」
と、嫌みを言われた日には、更にストレスの連鎖が始まる。
で、このテーマって、セブンの問題ではなくて、会社でよくある「上司が言わなくていいコミットを勝手に行って、部下が地獄の行進で大量退職。」
って、話。よくある話しだ。
30分の意図が、もっと高尚な判断の下に発言されていて、私の推測が「とんちんかんな妄想」であることを願う。